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	<title>医療法人　厚生会</title>
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		<title>澤良雄君！　偲ぶ言葉　(厚生会理事長　木戸口公一　№32)</title>
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		<pubDate>Wed, 09 May 2012 00:52:26 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　中・高と同級の友人が亡くなりました。享年67歳。彼は東大の建築を出て、世界を旅し、国内の茶室や能舞台を殆ど巡って来ました。確か７～８年前だったと思います。池田市の逸翁美術館で開催されていた展示会の茶杓に「え～のが出ていたやろう」と彼が言っていたのですが、正直その時にまだその茶杓に感動できるほどの私ではありませんでした。先日4月22日神戸の栄光教会で偲ぶ会が行われそのあと彼の残してくれたDVD，CD，そして出版物を再度ひもとき始めている現在です。実は２年前、彼に遅れること５年、茶杓が見えるようになったのです。それは御影にある香雪美術館で、細川護煕さんの創られた茶杓を見た瞬間でした。カミサンの出身地である肥後のお殿様細川護煕さんの作品は大好きですが、以前のコラムにも書いたように危うく【細い】要素が彼の全ての作品に読み取ることができると私は感じます。彼の書が最も分かりやすいかもしれません。茶杓やお茶碗という立体の造形作業では読み取ることが困難です。でも紙と言う平面だからこそ如実に現れる。心の力動即ち書くという行為の中に現れる闊達な心の波動が表す時間軸の加重の変化が字に表現されるはず。墨の濃淡？かすれ？筆の流れの中で力の加減による紙への圧力の上下動があるはず。それが水平動のみでは浮かび上がる書にはならない。紙に心地良さそうに収まっている書は形成美人に思えます。彼の書は最初から最後まで、力が均等に分散していて、形として旨過ぎる。むしろ旨く書けているから均一な筆の運びに物足らなさを覚えるのかもしれません。乱がほしい。墨の濃淡？かすれ？手首は動いているが腰の重心が動いていないように見えるのです。これは全く個人的な感想であることを御断りしておきますが、複数の書を観た後、彼の削った茶杓を観たその時に、茶杓の“色気”が分かった気がしたのです。
　男子校のグリークラブに属していて、彼はボーイソプラノに近いテナーで私はバリトン。高２になったら指揮をするから木戸口！マネージャーやってな、などという事を話したことがあります。結局高2になって指揮(部長)はＡ君が担う事になり、どちらもパートとして参加するだけのグリークラブで終わってしまいました。大学は東京と大阪で、建築と医学とでは接点がなく随分の月日が経ちましたが、彼が伊丹にアトリエサワという設計工房を立ち上げ、伊丹市の迎賓館【鴻矑館】(1984年9月開設)そして姉妹都市ベルギーのハッセルト市へ【鴻矑館】(1992年11月完成)寄贈に携わり始めたころより、彼の講演会の案内を頂いたりして約25年ぶりの再会を果たしました。伊丹で行われた彼のイスラム建築の講演は特に興味深く、緯度の高い日本での庇（特に冬には太陽が深く屋内に入ります）、緯度の低いイスラム圏では建築家は太陽高度を意識した影の意匠をどう取り入れているのかという質問をしたらあとで、「え～質問してくれたな～」とおほめの言葉をくれました。1974～1989年イスラミックデザイン紀行の写真集(フォトCD)が手元に残っています。　
　　　　　　　　　　　　　　　　
　
　私が平成18年日本未病システム学会第12回の学術総会会長を担当するように決まってから、官休庵武者小路千家のお点前を習い始め、学会長プレゼンテーションの一つとしてお釜をかけようと思い立ちました。爾来、彼に茶室の話や茶道具の見方などを教授してもらう事になり、親交が深まりました。学会では市民公開講座の一枠をお願いし、【書院、海を渡る　風土と建築】というテーマで講演をしてくれました。上に述べた【鴻矑館】の顛末です。気候・風土・生活様式の異なる国に純日本建築を建てる苦労話から、日本の建物～住生活を見直すストーリーです。実は、私が主宰したこの学会のメインテーマは【伝統に根ざすスローライフを今に活かし、明日を拓く未病　時の流れ・心・次世代をキーワードとして】だったのです。澤君が一時参加していた茶道具の権威、小田榮一さんの主宰する茶会でのお道具解説の録音をくれたり、貴重な建築写真をDVDに焼いてくれたりして当時随分勉強をすることができました。私の学会趣旨との関連で考えると、彼の公的活動の最後となった鳥取環境大学での教鞭では鳥取地方の建築物の解析が行われ、これは決して一流の設計者の輩出ということではなく、地域の生活に根差した意匠の伝統と人の諧謔、改築の愚等が次世代へ引き継がれたのではないかと推察しています。
http://aba-tori.or.jp/column/kandai/index.html
　5月7日の連休明け、高校の1年先輩であり武者小路千家の宗匠である木津宗詮宗匠からのお葉書が2通自宅に届きました。ご多忙で澤君の葬儀、偲ぶ会に出席できなかった経緯が述べられており、この秋に大阪歴史博物館で開催される展覧会の情報が書かれていました。【聿斎宗泉と彼をめぐる大阪の職方達】のなかで、澤君がある施主の方から貰って持っていた聿斎(しんさい)宗泉(宗詮宗匠の曽祖父)自筆の図面が展示されるそうです。実は澤君からの申し出でこれを直系である宗詮宗匠にお渡し（お返し）したいという事で、青焼き(コピー)の後、2006年(平成18年)11月18日私の仲介で宗詮宗匠のお宅にお伺いし、お酒と夕食を頂きながら4時間半、お庭の設計から茶室のお話と、宗匠と澤君の話は弾みました。御縁は不思議なもので、秋の展覧会が楽しみです。神戸に移ったアトリエサワの二階には茶室があるそうです。宗匠にもお出ましいただき、一席お茶を点てられたらなと思っています。
 
　彼は、ヘビースモーカーでした。60歳になって頓に閉塞性肺機能障害が進んできていたようです。伊丹時代に尼崎の病院を紹介しCOPD診断の基に治療を開始していました。神戸に引っ越してからも治療を続けていたようですが、詳細は不明です。肺性心と推測しますが、急な経緯は不整脈が出たのでしょうか。喫煙は自らの選択とはいえ、彼がけっして望んでいなかったタバコの慢性害と言えるでしょう。
　少し早かった！　有為な人を喪失しました。合掌
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　中・高と同級の友人が亡くなりました。享年67歳。彼は東大の建築を出て、世界を旅し、国内の茶室や能舞台を殆ど巡って来ました。確か７～８年前だったと思います。池田市の逸翁美術館で開催されていた展示会の茶杓に「え～のが出ていたやろう」と彼が言っていたのですが、正直その時にまだその茶杓に感動できるほどの私ではありませんでした。先日4月22日神戸の栄光教会で偲ぶ会が行われそのあと彼の残してくれたDVD，CD，そして出版物を再度ひもとき始めている現在です。実は２年前、彼に遅れること５年、茶杓が見えるようになったのです。それは御影にある香雪美術館で、細川護煕さんの創られた茶杓を見た瞬間でした。カミサンの出身地である肥後のお殿様細川護煕さんの作品は大好きですが、以前のコラムにも書いたように危うく【細い】要素が彼の全ての作品に読み取ることができると私は感じます。彼の書が最も分かりやすいかもしれません。茶杓やお茶碗という立体の造形作業では読み取ることが困難です。でも紙と言う平面だからこそ如実に現れる。心の力動即ち書くという行為の中に現れる闊達な心の波動が表す時間軸の加重の変化が字に表現されるはず。墨の濃淡？かすれ？筆の流れの中で力の加減による紙への圧力の上下動があるはず。それが水平動のみでは浮かび上がる書にはならない。紙に心地良さそうに収まっている書は形成美人に思えます。彼の書は最初から最後まで、力が均等に分散していて、形として旨過ぎる。むしろ旨く書けているから均一な筆の運びに物足らなさを覚えるのかもしれません。乱がほしい。墨の濃淡？かすれ？手首は動いているが腰の重心が動いていないように見えるのです。これは全く個人的な感想であることを御断りしておきますが、複数の書を観た後、彼の削った茶杓を観たその時に、茶杓の“色気”が分かった気がしたのです。</p>
<p>　男子校のグリークラブに属していて、彼はボーイソプラノに近いテナーで私はバリトン。高２になったら指揮をするから木戸口！マネージャーやってな、などという事を話したことがあります。結局高2になって指揮(部長)はＡ君が担う事になり、どちらもパートとして参加するだけのグリークラブで終わってしまいました。大学は東京と大阪で、建築と医学とでは接点がなく随分の月日が経ちましたが、彼が伊丹にアトリエサワという設計工房を立ち上げ、伊丹市の迎賓館【鴻矑館】(1984年9月開設)そして姉妹都市ベルギーのハッセルト市へ【鴻矑館】(1992年11月完成)寄贈に携わり始めたころより、彼の講演会の案内を頂いたりして約25年ぶりの再会を果たしました。伊丹で行われた彼のイスラム建築の講演は特に興味深く、緯度の高い日本での庇（特に冬には太陽が深く屋内に入ります）、緯度の低いイスラム圏では建築家は太陽高度を意識した影の意匠をどう取り入れているのかという質問をしたらあとで、「え～質問してくれたな～」とおほめの言葉をくれました。1974～1989年イスラミックデザイン紀行の写真集(フォトCD)が手元に残っています。　</p>
<p>　　　　　　　　　　　　　　　　<img class="aligncenter size-full wp-image-683" title="№32　写真" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/05/№32　写真.bmp" alt="№32　写真" /></p>
<p>　</p>
<p>　私が平成18年日本未病システム学会第12回の学術総会会長を担当するように決まってから、官休庵武者小路千家のお点前を習い始め、学会長プレゼンテーションの一つとしてお釜をかけようと思い立ちました。爾来、彼に茶室の話や茶道具の見方などを教授してもらう事になり、親交が深まりました。学会では市民公開講座の一枠をお願いし、【書院、海を渡る　風土と建築】というテーマで講演をしてくれました。上に述べた【鴻矑館】の顛末です。気候・風土・生活様式の異なる国に純日本建築を建てる苦労話から、日本の建物～住生活を見直すストーリーです。実は、私が主宰したこの学会のメインテーマは【伝統に根ざすスローライフを今に活かし、明日を拓く未病　時の流れ・心・次世代をキーワードとして】だったのです。澤君が一時参加していた茶道具の権威、小田榮一さんの主宰する茶会でのお道具解説の録音をくれたり、貴重な建築写真をDVDに焼いてくれたりして当時随分勉強をすることができました。私の学会趣旨との関連で考えると、彼の公的活動の最後となった鳥取環境大学での教鞭では鳥取地方の建築物の解析が行われ、これは決して一流の設計者の輩出ということではなく、地域の生活に根差した意匠の伝統と人の諧謔、改築の愚等が次世代へ引き継がれたのではないかと推察しています。</p>
<p><a href="http://aba-tori.or.jp/column/kandai/index.html">http://aba-tori.or.jp/column/kandai/index.html</a></p>
<p>　5月7日の連休明け、高校の1年先輩であり武者小路千家の宗匠である木津宗詮宗匠からのお葉書が2通自宅に届きました。ご多忙で澤君の葬儀、偲ぶ会に出席できなかった経緯が述べられており、この秋に大阪歴史博物館で開催される展覧会の情報が書かれていました。【聿斎宗泉と彼をめぐる大阪の職方達】のなかで、澤君がある施主の方から貰って持っていた聿斎(しんさい)宗泉(宗詮宗匠の曽祖父)自筆の図面が展示されるそうです。実は澤君からの申し出でこれを直系である宗詮宗匠にお渡し（お返し）したいという事で、青焼き(コピー)の後、2006年(平成18年)11月18日私の仲介で宗詮宗匠のお宅にお伺いし、お酒と夕食を頂きながら4時間半、お庭の設計から茶室のお話と、宗匠と澤君の話は弾みました。御縁は不思議なもので、秋の展覧会が楽しみです。神戸に移ったアトリエサワの二階には茶室があるそうです。宗匠にもお出ましいただき、一席お茶を点てられたらなと思っています。</p>
<p> </p>
<p>　彼は、ヘビースモーカーでした。60歳になって頓に閉塞性肺機能障害が進んできていたようです。伊丹時代に尼崎の病院を紹介しCOPD診断の基に治療を開始していました。神戸に引っ越してからも治療を続けていたようですが、詳細は不明です。肺性心と推測しますが、急な経緯は不整脈が出たのでしょうか。喫煙は自らの選択とはいえ、彼がけっして望んでいなかったタバコの慢性害と言えるでしょう。</p>
<p>　少し早かった！　有為な人を喪失しました。合掌</p>
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		<title>グリコヘモグロビンと有平糖　　(厚生会理事長　木戸口公一　№31)</title>
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		<pubDate>Wed, 21 Mar 2012 01:16:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　お水取りが終わり、お彼岸の中日(春分)を迎えました。前回に彼岸に至る修行の六波羅蜜(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、般若=智慧)に触れました。医療を修めるにも共通する重要なものの考え方でしょう。今年の３月20日は西クリニック放射線技師T君の結婚式が御影であるので本山北畑にある西光寺さんの彼岸会には出席できません。回向での先祖戒名読みあげのみ頼みました。我が家のお墓も御影にあるので、当日ちょっと寄ることにいたします。深田池界隈には春の息吹が漂っていることでしょう。
 
　さて、この４月からは糖尿関連検査ではちょっとややこしい事態が発生します。一般の方の混乱が予想されますので少し解説しておきましょう。
糖尿病の診断基準に血糖とならび、一昨年からグリコヘモグロビン（HbA1c）が設けられことは既にご存知の方は多いでしょう。即ちHbA1cが6.1％以上は糖尿病型という日本糖尿病学会の診断基準です。大学時代ヘモグロビンの構造と機能の研究に携わっていたので、遅かったやっとデビュできたねの感があります。赤血球の中には赤い色素蛋白ヘモグロビンが詰まっており、酸素、炭酸ガスを運んでいます。体中の赤血球は約２０兆個で毎日約2000億個が新成されています。その寿命は約120日で、半減期すなわち身体の赤血球の半分が入れ替わるのはおよそ１カ月です。赤血球120日の生涯では約20〜30万回身体を循環することになります。この間ヘモグロビンにもやはり老いが巡ってきます。周囲にあるブドウ糖がヘモグロビン（α2β2の4量体）のβ鎖N（アミノ）末端のバリンに付着し、まるでシミのように共有結合で離れなくなります。これがHbA1Cなのです。血糖値が高く、長時間続いている糖代謝異常の病態ではこのシミが当然多くなる仕掛けです。
 

 
　　 　　　
 
 
日常臨床
2012年4月1日よりHbA1cの値はNGSP値を用い、当面の間、JDS値も併記する。
なお、NGSP値とJDS値は、以下の式で相互に正式な換算が可能である。
NGSP値（%）＝1.02×JDS値（%）＋0.25%・・・（1）
JDS値（%）＝0.980×NGSP値（%）－0.245%・・・（2）

 
特定健診・保健指導
システム変更や保健指導上の問題を避けるため、2012年4月1日～2013年3月31日の期間は、受診者への結果通知及び保険者への結果報告のいずれも従来通りJDS値のみを用いる。2013年4月1日以降の取り扱いについては、関係者間で協議し検討する。
 
記述上の表現
NGSP値で表記されたHbA1cは、「HbA1c（NGSP）」と記述する。また、従来のJDS値表記のHbA1cは「HbA1c（JDS）」とする。これまでJDS値＋0.4%で表されるNGSP相当値を国際標準値として論文などで用いてきたが、今後はNGSP値を用いる。ただし、上記の様に臨床的に問題となる多くの範囲においては両者に違いはない
 
表示・印字文字数に制約のある場合の検査項目名
検査項目名の表示・印字文字数が5文字以内となっている臨床検査システムでは、すでにHbA1c（JDS）に対して項目名「HbA1c」が付与されている。よってこれと区別するため、HbA1c（NGSP）についてのみ、その項目名を「A1C」（アルファベットは大文字）とする。
 
糖尿病の診断
2012年3月31日までは、従来のJDS値を用いて診断し、6.1%以上を糖尿病型とする。2012年4月1日以降は、NGSP値を用いて診断し、6.5%以上を糖尿病型とする。
 
HbA1cによる血糖コントロールの指標と評価
2012年3月31日までは、従来のJDS値で表された現行の指標と評価を用いる。2012年4月1日以降は、現行の血糖コントロールの指標と評価に用いられたJDS値をNGSP値に換諒した値を用いることとする。
 
　日本では今までにHbA1c検査技術を精度よく開発し、また医療業界では広く浸透して糖代謝異常の診断、管理に使用してきました。いささかもこれは今に至るまでぶれてはいません。しかし欧米や中国、韓国が使用している基準値と約0.4％ズレていることが、国際学会の発表やインターナショナルジャ−ナルでしばしば煩雑な問題となっていました。読み替えを要求されるからです。グローバライゼーション（国際標準化）が必須となってきましたが多勢に無勢、日本の基準値（JDS）を国際基準（NGSP）に合わせることになりました。おそらく腹囲を含むメタボリック基準も数年以内に同じ憂き目に遭うかもしれません。それはさておき、この二重規範適応が一般診療と健診の間でこの1年（場合によっては数年）国内で発生することになったのです。単純に数値の読み替えを行わなければなりません。特定健診が始まって今年度（H24）は５年目にあたり、まだ進行中であるこの行政施策のためにJDSのデータをNGSPのデータに診療域にシンクロナイズさせて変換ができなかったのです。
　一般診療の領域のみ、あるいは健診領域のみでHbA1cの経時変化を診るのには問題ありませんが、健診と診療の領域にまたがる時に問題（混乱）が起こると予測されます。全ての医療従事者、健保組合等担当者がこの事実を十分に把握しておかなければならないと同時に受診者の方々も知っておかなければならないでしょう。0.4％の変動は大きな変動です。口頭の医療現場では気付けば読み替えは簡単ですが、診療録や電子媒体に保存される時にそれがどちらの基準値である〜あるいはあったのかを記載しておかないと後日の検索の時にあるいはデータ解析の時に混乱または数値の断層が発生するかもしれません。一喜一憂、健診結果に頓着しない（不謹慎な？）方には関係しないでしょうけれど、健康に関心を持ち努力をしている方においては例えば、糖代謝異常の治療を受けておられる方が健診を受けるとHbA1cが0.4％改善したように見えるので一喜！コントロールの努力の手綱を緩めてしまわれるかもしれません。一憂は健診結果を持って再診あるいは精査に医療機関を受診されても、この変化を十分ご存知の無い医師が担当するとこんな結果で受診する必要なしと一蹴されるかもしれません。お互いにこの1年十分注意して糖代謝異常の診療にあたらねばなりません。
 
 
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
 　先日テレビで有平糖の番組がありました。お茶席では薄茶の御干菓子として時にこの有平糖が出てきます。特に涼やかなそして鮮やかな色合いは干菓子盆に映えてお茶席を明るくするように感じます。この有平糖の語源はポルトガル語alfeloa(砂糖菓子)なのだそうです。砂糖と水飴から色素と技術を加えて芸術にまで高める日本人の感性は今後とも多勢に無勢で消え去ることはないでしょう。静かなお茶席での有平糖は噛むと音がするので少し気恥ずかしく感じますが、これからは消えたJDSのグリコヘモグロビンを偲び、味わって食べることにいたしましょう。皆様も週末近くの和菓子屋さんで有平糖を見つけてみませんか。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　お水取りが終わり、お彼岸の中日(春分)を迎えました。前回に彼岸に至る修行の六波羅蜜(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、般若=智慧)に触れました。医療を修めるにも共通する重要なものの考え方でしょう。今年の３月20日は西クリニック放射線技師T君の結婚式が御影であるので本山北畑にある西光寺さんの彼岸会には出席できません。回向での先祖戒名読みあげのみ頼みました。我が家のお墓も御影にあるので、当日ちょっと寄ることにいたします。深田池界隈には春の息吹が漂っていることでしょう。</p>
<p> </p>
<p>　さて、この４月からは糖尿関連検査ではちょっとややこしい事態が発生します。一般の方の混乱が予想されますので少し解説しておきましょう。</p>
<p>糖尿病の診断基準に血糖とならび、一昨年からグリコヘモグロビン（HbA1c）が設けられことは既にご存知の方は多いでしょう。即ちHbA1cが6.1％以上は糖尿病型という日本糖尿病学会の診断基準です。大学時代ヘモグロビンの構造と機能の研究に携わっていたので、遅かったやっとデビュできたねの感があります。赤血球の中には赤い色素蛋白ヘモグロビンが詰まっており、酸素、炭酸ガスを運んでいます。体中の赤血球は約２０兆個で毎日約2000億個が新成されています。その寿命は約120日で、半減期すなわち身体の赤血球の半分が入れ替わるのはおよそ１カ月です。赤血球120日の生涯では約20〜30万回身体を循環することになります。この間ヘモグロビンにもやはり老いが巡ってきます。周囲にあるブドウ糖がヘモグロビン（α2β2の4量体）のβ鎖N（アミノ）末端のバリンに付着し、まるでシミのように共有結合で離れなくなります。これがHbA1Cなのです。血糖値が高く、長時間続いている糖代謝異常の病態ではこのシミが当然多くなる仕掛けです。</p>
<p> </p>
<p><img class="aligncenter size-full wp-image-667" title="イメージ図" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/03/イメージ図1.bmp" alt="イメージ図" /></p>
<p> </p>
<p>　　 　　　</p>
<p> </p>
<p><img class="aligncenter size-full wp-image-666" title="基本方針（抜枠）" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/03/基本方針（抜枠）1.bmp" alt="基本方針（抜枠）" /> </p>
<p align="left"><strong><span style="color: #3366ff;">日常臨床</span></strong></p>
<p align="left">2012年4月1日よりHbA1cの値はNGSP値を用い、当面の間、JDS値も併記する。</p>
<p align="left">なお、NGSP値とJDS値は、以下の式で相互に正式な換算が可能である。</p>
<p align="left">NGSP値（%）＝1.02×JDS値（%）＋0.25%・・・（1）</p>
<p>JDS値（%）＝0.980×NGSP値（%）－0.245%・・・（2）</p>
<p><img class="aligncenter size-full wp-image-665" title="数式表" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/03/数式表2.bmp" alt="数式表" /></p>
<p><strong> </strong></p>
<p><strong><span style="color: #3366ff;">特定健診・保健指導</span></strong></p>
<p>システム変更や保健指導上の問題を避けるため、2012年4月1日～2013年3月31日の期間は、受診者への結果通知及び保険者への結果報告のいずれも従来通りJDS値のみを用いる。2013年4月1日以降の取り扱いについては、関係者間で協議し検討する。</p>
<p align="left"><strong> </strong></p>
<p align="left"><strong><span style="color: #3366ff;">記述上の表現</span></strong></p>
<p align="left">NGSP値で表記されたHbA1cは、「HbA1c（NGSP）」と記述する。また、従来のJDS値表記のHbA1cは「HbA1c（JDS）」とする。これまでJDS値＋0.4%で表されるNGSP相当値を国際標準値として論文などで用いてきたが、今後はNGSP値を用いる。ただし、上記の様に臨床的に問題となる多くの範囲においては両者に違いはない</p>
<p align="left"><strong> </strong></p>
<p align="left"><strong><span style="color: #3366ff;">表示・印字文字数に制約のある場合の検査項目名</span></strong></p>
<p align="left">検査項目名の表示・印字文字数が5文字以内となっている臨床検査システムでは、すでにHbA1c（JDS）に対して項目名「HbA1c」が付与されている。よってこれと区別するため、HbA1c（NGSP）についてのみ、その項目名を「A1C」（アルファベットは大文字）とする。</p>
<p align="left"><strong> </strong></p>
<p align="left"><strong><span style="color: #3366ff;">糖尿病の診断</span></strong></p>
<p align="left">2012年3月31日までは、従来のJDS値を用いて診断し、6.1%以上を糖尿病型とする。2012年4月1日以降は、NGSP値を用いて診断し、6.5%以上を糖尿病型とする。</p>
<p align="left"><strong> </strong></p>
<p align="left"><span style="color: #3366ff;"><strong>HbA1c</strong><strong>による血糖コントロールの指標と評価</strong></span></p>
<p>2012年3月31日までは、従来のJDS値で表された現行の指標と評価を用いる。2012年4月1日以降は、現行の血糖コントロールの指標と評価に用いられたJDS値をNGSP値に換諒した値を用いることとする。</p>
<p> </p>
<p>　日本では今までにHbA1c検査技術を精度よく開発し、また医療業界では広く浸透して糖代謝異常の診断、管理に使用してきました。いささかもこれは今に至るまでぶれてはいません。しかし欧米や中国、韓国が使用している基準値と約0.4％ズレていることが、国際学会の発表やインターナショナルジャ−ナルでしばしば煩雑な問題となっていました。読み替えを要求されるからです。グローバライゼーション（国際標準化）が必須となってきましたが多勢に無勢、日本の基準値（JDS）を国際基準（NGSP）に合わせることになりました。おそらく腹囲を含むメタボリック基準も数年以内に同じ憂き目に遭うかもしれません。それはさておき、この二重規範適応が一般診療と健診の間でこの1年（場合によっては数年）国内で発生することになったのです。単純に数値の読み替えを行わなければなりません。特定健診が始まって今年度（H24）は５年目にあたり、まだ進行中であるこの行政施策のためにJDSのデータをNGSPのデータに診療域にシンクロナイズさせて変換ができなかったのです。</p>
<p>　一般診療の領域のみ、あるいは健診領域のみでHbA1cの経時変化を診るのには問題ありませんが、健診と診療の領域にまたがる時に問題（混乱）が起こると予測されます。全ての医療従事者、健保組合等担当者がこの事実を十分に把握しておかなければならないと同時に受診者の方々も知っておかなければならないでしょう。0.4％の変動は大きな変動です。口頭の医療現場では気付けば読み替えは簡単ですが、診療録や電子媒体に保存される時にそれがどちらの基準値である〜あるいはあったのかを記載しておかないと後日の検索の時にあるいはデータ解析の時に混乱または数値の断層が発生するかもしれません。一喜一憂、健診結果に頓着しない（不謹慎な？）方には関係しないでしょうけれど、健康に関心を持ち努力をしている方においては例えば、糖代謝異常の治療を受けておられる方が健診を受けるとHbA1cが0.4％改善したように見えるので一喜！コントロールの努力の手綱を緩めてしまわれるかもしれません。一憂は健診結果を持って再診あるいは精査に医療機関を受診されても、この変化を十分ご存知の無い医師が担当するとこんな結果で受診する必要なしと一蹴されるかもしれません。お互いにこの1年十分注意して糖代謝異常の診療にあたらねばなりません。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p> 　　　　　<img class="aligncenter size-full wp-image-671" title="№31　画像" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/03/№31　画像.JPG" alt="№31　画像" width="442" height="234" />　　　　　　　　　　　　　　　　</p>
<p> 　先日テレビで有平糖の番組がありました。お茶席では薄茶の御干菓子として時にこの有平糖が出てきます。特に涼やかなそして鮮やかな色合いは干菓子盆に映えてお茶席を明るくするように感じます。この有平糖の語源はポルトガル語alfeloa(砂糖菓子)なのだそうです。砂糖と水飴から色素と技術を加えて芸術にまで高める日本人の感性は今後とも多勢に無勢で消え去ることはないでしょう。静かなお茶席での有平糖は噛むと音がするので少し気恥ずかしく感じますが、これからは消えたJDSのグリコヘモグロビンを偲び、味わって食べることにいたしましょう。皆様も週末近くの和菓子屋さんで有平糖を見つけてみませんか。</p>
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		<title>彼岸会　―春分近しー　　　（ 厚生会理事長　　木戸口公一　№30）</title>
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		<pubDate>Mon, 12 Mar 2012 01:31:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　数日前の出勤時から、道脇の雪柳の新芽がぐんぐん力を増してきました。そういうとJRの車窓から見る夙川堤の櫻の木は単なる枯れ枝の形相ではなく、まだまだ茶色の固い蕾ではあるけれど、ぼっとしたその存在を感じさせる色合いと木の枝のボリューム感が備わってきました。我が家の御室の鉢植え桜にも蕾がしっかりとその数を増し付いているのがみられています。牡丹の芽は、さすが花柄に合わせて櫻よりも大きくその成長も図抜けているようです。気にくわないのが今年の梅。と言っても昨シーズンに購入して植えたばかりなのであまり期待しないのですが、大阪城公園で買った立派な枝垂れ梅は皆無の花咲き。芽も見えない。二回植え替えて夏の日当りが垣根のつる植物に覆われて悪かったためかもしれません。春日大社万葉植物園で買った梅は一枝伸びて白い蕾がいっぱいついています。咲くかな～、少し遅めの梅の開花は今年あちらこちらの梅園で報告されています。岡本界隈はもともと梅園で有名な土地で、今その復活を計っているようですが、保久良山の西山麓では大きな木が伐採され、やや恣意的な公園づくりには共感を持てませんね。梅が咲けばメジロもやがて飛んでくるのでしょう。渡り鳥もひょっとすると今年は遅めの来訪かもしれません。あまりおいしくなかったネット販売のデコポンを鳥の穀物餌と一緒にそろそろ庭に置いてみまましょうか。
 
      　　　　　　　　　　　　　　　　　
 
 
　先日3月1日には新大阪メルパルクにて平成24年度【全国健診機関連絡会】を弊社主催で開催いたしました。全国に展開する健診を相互委託させていただいている各地の健診機関14社にお声掛けをして21人の担当者にお集まりいただきました。北は仙台、南は福岡です。厚生会として業務の運用説明会を実施するとともに、各健診機関からの要望・提案を伺い健診サービスの円滑な事業実施とサービス向上を図るのが目的です。また相互コミュニケーションの場を設けることによって、必ず発生する過誤を極力少なくするとともに、発生時の初期対応を迅速に行うために相互の「顔を知る」ことにより、より心のこもった健診サービスを担保して行こうという試みです。弊会の複数の部門から各担当者がプレゼンテーションを行い、趣旨と詳細説明を行うとともに個別の打ち合わせの場を設定しました。私は会の冒頭、社長挨拶に続いて約30分CRPSについてプレゼンテーションを行いました。このコラム№15（2011.6）にも書いていますが、健診で最近特に経験する採血に関して発生する痛み（CRPS）の内容をまとめました。以下に主要なスライドを掲載しておきましょう。第2部の懇親会はビュッフェ形式で和やかに行われました。厚生会は全ての健診機関と接触はありますが、各地の健診機関同士は直接のコンタクトが今までなかったため、今後新たな協力関係がこれを機会に生まれるかもしれません。また、健診のQuality Control、危機管理が一段と向上することも期待される有意義な時間となりました。
 
 
 
　太陽が高くなり、日没の時間が延びてクリニック退出時も明るい街に出られる昨今です。今（９日）お水取り真最中。やがてお彼岸を迎えます。中国唐時代善導大師の言葉に、「彼岸中日には太陽が真西に沈むので、西にある極楽浄土の姿を想い、精進努力して仏道に励むべきである」と説いています。墓参をして先祖供養をするのが定番ですね。仏教辞典には「彼岸とは、迷いの世界である此岸に対して悟りの世界を意味し、サンスクリットのパーラミター(波羅蜜多)を訳した到彼岸を略したもので、彼岸会とは悟りの世界に到る修行を実践する期間である」と説明されているそうです。修行の実践として六波羅蜜の行があります。「布施」「持戒」「忍辱」「精進」｢禅定｣「般若」の六行です。東日本大震災より1年が経過しました。今年のお彼岸はナイーブにそして力強く心の思いを醸成させる一時を過ごそうと思っています。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　数日前の出勤時から、道脇の雪柳の新芽がぐんぐん力を増してきました。そういうとJRの車窓から見る夙川堤の櫻の木は単なる枯れ枝の形相ではなく、まだまだ茶色の固い蕾ではあるけれど、ぼっとしたその存在を感じさせる色合いと木の枝のボリューム感が備わってきました。我が家の御室の鉢植え桜にも蕾がしっかりとその数を増し付いているのがみられています。牡丹の芽は、さすが花柄に合わせて櫻よりも大きくその成長も図抜けているようです。気にくわないのが今年の梅。と言っても昨シーズンに購入して植えたばかりなのであまり期待しないのですが、大阪城公園で買った立派な枝垂れ梅は皆無の花咲き。芽も見えない。二回植え替えて夏の日当りが垣根のつる植物に覆われて悪かったためかもしれません。春日大社万葉植物園で買った梅は一枝伸びて白い蕾がいっぱいついています。咲くかな～、少し遅めの梅の開花は今年あちらこちらの梅園で報告されています。岡本界隈はもともと梅園で有名な土地で、今その復活を計っているようですが、保久良山の西山麓では大きな木が伐採され、やや恣意的な公園づくりには共感を持てませんね。梅が咲けばメジロもやがて飛んでくるのでしょう。渡り鳥もひょっとすると今年は遅めの来訪かもしれません。あまりおいしくなかったネット販売のデコポンを鳥の穀物餌と一緒にそろそろ庭に置いてみまましょうか。</p>
<p> </p>
<p>      　　　　　　　　　　　　　　　　　<img class="aligncenter size-full wp-image-636" title="牡丹の芽他　３点" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/03/牡丹の芽他　３点.JPG" alt="牡丹の芽他　３点" width="459" height="191" /></p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>　先日3月1日には新大阪メルパルクにて平成24年度【全国健診機関連絡会】を弊社主催で開催いたしました。全国に展開する健診を相互委託させていただいている各地の健診機関14社にお声掛けをして21人の担当者にお集まりいただきました。北は仙台、南は福岡です。厚生会として業務の運用説明会を実施するとともに、各健診機関からの要望・提案を伺い健診サービスの円滑な事業実施とサービス向上を図るのが目的です。また相互コミュニケーションの場を設けることによって、必ず発生する過誤を極力少なくするとともに、発生時の初期対応を迅速に行うために相互の「顔を知る」ことにより、より心のこもった健診サービスを担保して行こうという試みです。弊会の複数の部門から各担当者がプレゼンテーションを行い、趣旨と詳細説明を行うとともに個別の打ち合わせの場を設定しました。私は会の冒頭、社長挨拶に続いて約30分CRPSについてプレゼンテーションを行いました。このコラム№15（2011.6）にも書いていますが、健診で最近特に経験する採血に関して発生する痛み（CRPS）の内容をまとめました。以下に主要なスライドを掲載しておきましょう。第2部の懇親会はビュッフェ形式で和やかに行われました。厚生会は全ての健診機関と接触はありますが、各地の健診機関同士は直接のコンタクトが今までなかったため、今後新たな協力関係がこれを機会に生まれるかもしれません。また、健診のQuality Control、危機管理が一段と向上することも期待される有意義な時間となりました。</p>
<p> </p>
<p> <img class="aligncenter size-full wp-image-643" title="スライド ５枚" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/03/スライド-５枚.JPG" alt="スライド ５枚" width="738" height="140" /></p>
<p> </p>
<p>　太陽が高くなり、日没の時間が延びてクリニック退出時も明るい街に出られる昨今です。今（９日）お水取り真最中。やがてお彼岸を迎えます。中国唐時代善導大師の言葉に、「彼岸中日には太陽が真西に沈むので、西にある極楽浄土の姿を想い、精進努力して仏道に励むべきである」と説いています。墓参をして先祖供養をするのが定番ですね。仏教辞典には「彼岸とは、迷いの世界である此岸に対して悟りの世界を意味し、サンスクリットのパーラミター(波羅蜜多)を訳した到彼岸を略したもので、彼岸会とは悟りの世界に到る修行を実践する期間である」と説明されているそうです。修行の実践として六波羅蜜の行があります。「布施」「持戒」「忍辱」「精進」｢禅定｣「般若」の六行です。東日本大震災より1年が経過しました。今年のお彼岸はナイーブにそして力強く心の思いを醸成させる一時を過ごそうと思っています。</p>
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		<title>インフルエンザが流行っています　－イクラをあてに寒い夜を過ごす－  (厚生会理事長　木戸口公一　№29)</title>
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		<pubDate>Mon, 13 Feb 2012 07:51:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　大雪です。過疎化の進んだ日本の地域問題として屋根の雪下ろしがクローズアップされてきました。「雪の降る街を」を歌えるのは除雪の行き届いた都会の若い人に限られるのでしょうか。視界が閉ざされきしみ続ける柱の下には、命さえも吹き消され兼ねない孤独な空間が拡がり、もどかしい暗欝とした冬籠りの時間が過ぎていることでしょう。津波対策と比較はできないものの、豪雪地帯の過疎高齢化に応じた積雪対策にも知恵を絞らなければならないでしょう。ボランティアが出動しているようです。大学教養時代の冬、北海道を独り旅しました。多くの思い出は今となっては宝です。襟裳岬の初日の出を計画したけれど、道が一部崩落したために通行止めとなってバスが行き着かず、結局広尾から様似に抜けて駅前の安宿で大みそかを過ごし、階下で宿主家族の見る紅白歌合戦のテレビを枕越しに聞いた記憶がよみがえります。冬の根釧原野に出かけたい申し出は当時珍しく、釧路の個人タクシーは連れて行ってくれませんでした。粋がった旅好きの若者の今となっては、あまりにも優雅で創られた感傷に甘んじた内容のように思えてきます。
 
　今シーズンのインフルエンザは子ども園～学童期の年齢を中心にA香港型が急峻に立ち上がってきました。西クリニックではクリアライン®InfluenzaA/B/(H1N1)2009をウイルス検出キットとして使用しています。かつてH1N1-2009pdm流行当時には各社キットを３種類ほど使ってみましたが、感度に差があると実感しました。今回のキットは今のところAH3N2に対する感度は程よいようです。治療薬も現在使用可能な３種類すなわち経口タミフル、吸入リレンザ、そして点滴のラピアクタを常備しています。一回吸入で済むイナビルは在庫の関係で常備していませんが、院外処方の発行は可能です。早期インフルエンザ治療薬の投与は2009pdmの重症化を防ぎ、死亡率を低下させた実績が日本にあります。薬物治療は発熱日数の短縮化が証明されており、社会（就学）復帰を早めます。ただウイルスの排出がまったく零になるわけではないことが強調され安易な早期就学・社会復帰は要注意といわれていますが、ニューラミニダーゼ阻害薬により親元（個体）から切り離されないウイルスの感染力は極力低下しており、公衆衛生学的にも抗インフルエンザ薬の投与を躊躇するものではないでしょう。私はそう考えています。ただ、発症早期には検査キットで陰性になることもあり、臨床症状ではインフルエンザが疑われても検査結果に惑わされることを経験しました。検査キットの感度を踏まえたうえで、そして臨床経過からの診断に確信を持つことが重要と考えています。
 
　　　　　　　　　 　
　　
 　前々回の南蛮由来ポルトガル語の種明かしをしておきましょう。まずは食べ物から1.confetios：金平糖、2.castella：カステラ、3.tempererar：魚料理→天ぷら、4.bolo：（そば）ぼうろ、5.pao：パン、6.biscoito：ビスケット、7.bateira：小船→バッテラ、8.pons=punch(英)：ポン酢、9.cambodia：カボチャ、10.zamboa：ザボン、11.caramelo：キャラメル、12.marmelo：マルメロ、13.pudim：プリン、14.olla（難問）：鍋→オジヤ、
　日常品では、15.capa：法衣→合羽（ちなみにマントも葡語）、16.copo：コップ、17.jarro：水差し→如雨露、18.carta：カルタ、19.bot~ao：ボタン、20.vitro：ビードロ（ガラス）、21.orgao：オルガン、22.tabaco：タバコ、23.sabao：シャボン、24.charmela：チャルメラ、25.ransel：ランドセル、26.giba~o：胴衣→襦袢、27.veludo：ビロード、28.raxa：ラシャ、29.saraca：更紗、30.meias：メリヤス（莫大小）、31.tutanga：トタン、32.blik：ブリキ、33.veranda：ベランダ、
　それでは取って置き編で34.ombro：肩→おんぶ、35.letter：文字→レッテル、36.ontembaar：制御できない→お転婆、37.zondag：日曜日（サンデー）→ドンタク、半ドンは半分の日曜日（休息日）、38.pegi：ペケ（×）、39.pauw：孔雀→ぱあ（ちゃん）、孔雀のメスは地味で子育てをしないから？　40.pinta &#38; cruz：諸説あり。ピンはポイントで一クロスは十（一から十まで）、「うんともすんとも」もウン（一）スン（最上級）どちらも譲らぬ第１級から転じたそうです。
　http://www.at-nagasaki.jp/nagazine/hakken1004/index2.html
いかがでしたか、ほとんどがお分かりになっていた答えでしょうか。あるいはホンマ？日本語と違うのというのもあったかもしれません。それほどまでに日本語の中に浸透している葡語です。まだまだあることでしょう。これはというのがあれば教えてください。
　最後に寒い冬に酒が旨いこの頃ですが、酒のアテにイクラはいかがでしょう。イクラはロシア語です！サケの卵は、ロシアでは「赤いイクラ」（красная икра クラースナヤ・イクラー）と呼ばれ、「黒いイクラ」（чёрная икра チョールナヤ・イクラー）はキャビアのことだそうです。乾杯！
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　大雪です。過疎化の進んだ日本の地域問題として屋根の雪下ろしがクローズアップされてきました。「雪の降る街を」を歌えるのは除雪の行き届いた都会の若い人に限られるのでしょうか。視界が閉ざされきしみ続ける柱の下には、命さえも吹き消され兼ねない孤独な空間が拡がり、もどかしい暗欝とした冬籠りの時間が過ぎていることでしょう。津波対策と比較はできないものの、豪雪地帯の過疎高齢化に応じた積雪対策にも知恵を絞らなければならないでしょう。ボランティアが出動しているようです。大学教養時代の冬、北海道を独り旅しました。多くの思い出は今となっては宝です。襟裳岬の初日の出を計画したけれど、道が一部崩落したために通行止めとなってバスが行き着かず、結局広尾から様似に抜けて駅前の安宿で大みそかを過ごし、階下で宿主家族の見る紅白歌合戦のテレビを枕越しに聞いた記憶がよみがえります。冬の根釧原野に出かけたい申し出は当時珍しく、釧路の個人タクシーは連れて行ってくれませんでした。粋がった旅好きの若者の今となっては、あまりにも優雅で創られた感傷に甘んじた内容のように思えてきます。</p>
<p> </p>
<p>　今シーズンのインフルエンザは子ども園～学童期の年齢を中心にA香港型が急峻に立ち上がってきました。西クリニックではクリアライン®InfluenzaA/B/(H1N1)2009をウイルス検出キットとして使用しています。かつてH1N1-2009pdm流行当時には各社キットを３種類ほど使ってみましたが、感度に差があると実感しました。今回のキットは今のところAH3N2に対する感度は程よいようです。治療薬も現在使用可能な３種類すなわち経口タミフル、吸入リレンザ、そして点滴のラピアクタを常備しています。一回吸入で済むイナビルは在庫の関係で常備していませんが、院外処方の発行は可能です。早期インフルエンザ治療薬の投与は2009pdmの重症化を防ぎ、死亡率を低下させた実績が日本にあります。薬物治療は発熱日数の短縮化が証明されており、社会（就学）復帰を早めます。ただウイルスの排出がまったく零になるわけではないことが強調され安易な早期就学・社会復帰は要注意といわれていますが、ニューラミニダーゼ阻害薬により親元（個体）から切り離されないウイルスの感染力は極力低下しており、公衆衛生学的にも抗インフルエンザ薬の投与を躊躇するものではないでしょう。私はそう考えています。ただ、発症早期には検査キットで陰性になることもあり、臨床症状ではインフルエンザが疑われても検査結果に惑わされることを経験しました。検査キットの感度を踏まえたうえで、そして臨床経過からの診断に確信を持つことが重要と考えています。</p>
<p> </p>
<p>　　　　　　　　　 　<img class="aligncenter size-full wp-image-627" title="№29　画像" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/02/№29　画像.JPG" alt="№29　画像" width="601" height="164" /></p>
<p>　　</p>
<p> 　前々回の南蛮由来ポルトガル語の種明かしをしておきましょう。まずは<strong>食べ物</strong>から1.confetios：金平糖、2.castella：カステラ、3.tempererar：魚料理→天ぷら、4.bolo：（そば）ぼうろ、5.pao：パン、6.biscoito：ビスケット、7.bateira：小船→バッテラ、8.pons=punch(英)：ポン酢、9.cambodia：カボチャ、10.zamboa：ザボン、11.caramelo：キャラメル、12.marmelo：マルメロ、13.pudim：プリン、14.olla（難問）：鍋→オジヤ、</p>
<p><strong>　日常品</strong>では、15.capa：法衣→合羽（ちなみにマントも葡語）、16.copo：コップ、17.jarro：水差し→如雨露、18.carta：カルタ、19.bot~ao：ボタン、20.vitro：ビードロ（ガラス）、21.orgao：オルガン、22.tabaco：タバコ、23.sabao：シャボン、24.charmela：チャルメラ、25.ransel：ランドセル、26.giba~o：胴衣→襦袢、27.veludo：ビロード、28.raxa：ラシャ、29.saraca：更紗、30.meias：メリヤス（莫大小）、31.tutanga：トタン、32.blik：ブリキ、33.veranda：ベランダ、</p>
<p>　それでは<strong>取って置き編</strong>で34.ombro：肩→おんぶ、35.letter：文字→レッテル、36.ontembaar：制御できない→お転婆、37.zondag：日曜日（サンデー）→ドンタク、半ドンは半分の日曜日（休息日）、38.pegi：ペケ（×）、39.pauw：孔雀→ぱあ（ちゃん）、孔雀のメスは地味で子育てをしないから？　40.pinta &amp; cruz：諸説あり。ピンはポイントで一クロスは十（一から十まで）、「うんともすんとも」もウン（一）スン（最上級）どちらも譲らぬ第１級から転じたそうです。</p>
<p><a href="http://www.at-nagasaki.jp/nagazine/hakken1004/index2.html">　http://www.at-nagasaki.jp/nagazine/hakken1004/index2.html</a></p>
<p>いかがでしたか、ほとんどがお分かりになっていた答えでしょうか。あるいはホンマ？日本語と違うのというのもあったかもしれません。それほどまでに日本語の中に浸透している葡語です。まだまだあることでしょう。これはというのがあれば教えてください。</p>
<p>　最後に寒い冬に酒が旨いこの頃ですが、酒のアテにイクラはいかがでしょう。イクラはロシア語です！サケの卵は、<a title="ロシア" href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2">ロシア</a>では「赤いイクラ」（красная икра クラースナヤ・イクラー）と呼ばれ、「黒いイクラ」（чёрная икра チョールナヤ・イクラー）は<a title="キャビア" href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%93%E3%82%A2">キャビア</a>のことだそうです。乾杯！</p>
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		<title>採用情報</title>
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		<pubDate>Wed, 25 Jan 2012 08:05:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<description><![CDATA[求人内容
　・医療スタッフ（正職員）
　　勤務内容：各企業などへの大阪市内を中心とした巡回健康診断スタッフ
　　　　　　　　 臨床検査技師、看護師、診療放射線技師
　　勤務時間：午前9時から午後5時30分（ピーク時は早朝勤務あり）
　　休　　　日：日曜日、祝祭日、年間24日公休、夏期休暇、年末年始　　年間休日99日
　　勤  務  地：貝塚市麻生中907番地の1又は大阪市西区南堀江3丁目15番26号
　　応募資格：臨床検査技師、看護師（准看護師も歓迎）、
　　　　　　　　 診療放射線技師のいづれかの免許をお持ちの方　巡回健診経験者歓迎
　　給　　　与：臨床検査技師　  総額219,000円から302,000円
　　　　　　　　 看　護　師　　　    総額226,000円から319,000円
　　　　　　　　 診療放射線技師 総額219,000円から302,000円
　　　　　　　　 賞与　年2回、昇給年1回あり　※全職種経験考慮します。
 
　・医療スタッフ（契約社員）
　　勤務内容　各企業などへの大阪市内を中心とした巡回健康診断スタッフ
　　　　　　　　　臨床検査技師、看護師、診療放射線技師
　　勤務時間　応相談（ピーク時は早朝勤務あり）
　　休　　　日　応相談
　　勤  務  地　貝塚市麻生中907番地の1又は
　　　　　　　　  大阪市西区南堀江3丁目15番26号（応相談）
　　応募資格　臨床検査技師、看護師（准看護師も歓迎）
　　　　　　　　　診療放射線技師のいずれかの免許をお持ちの方
　　　　　　　　　巡回健診経験者歓迎
　　給　　　与　応相談　※全職種経験考慮します。
 
　　いずれのご応募も随時受け付けておりますので下記までお問い合わせください。
 
　　Eメール　jml@jml-group.co.jp
　
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>求人内容</p>
<p>　・医療スタッフ（正職員）</p>
<p>　　勤務内容：各企業などへの大阪市内を中心とした巡回健康診断スタッフ</p>
<p>　　　　　　　　 臨床検査技師、看護師、診療放射線技師</p>
<p>　　勤務時間：午前9時から午後5時30分（ピーク時は早朝勤務あり）</p>
<p>　　休　　　日：日曜日、祝祭日、年間24日公休、夏期休暇、年末年始　　年間休日99日</p>
<p>　　勤  務  地：貝塚市麻生中907番地の1又は大阪市西区南堀江3丁目15番26号</p>
<p>　　応募資格：臨床検査技師、看護師（准看護師も歓迎）、</p>
<p>　　　　　　　　 診療放射線技師のいづれかの免許をお持ちの方　巡回健診経験者歓迎</p>
<p>　　給　　　与：臨床検査技師　  総額219,000円から302,000円</p>
<p>　　　　　　　　 看　護　師　　　    総額226,000円から319,000円</p>
<p>　　　　　　　　 診療放射線技師 総額219,000円から302,000円</p>
<p>　　　　　　　　 賞与　年2回、昇給年1回あり　※全職種経験考慮します。</p>
<p> </p>
<p>　・医療スタッフ（契約社員）</p>
<p>　　勤務内容　各企業などへの大阪市内を中心とした巡回健康診断スタッフ</p>
<p>　　　　　　　　　臨床検査技師、看護師、診療放射線技師</p>
<p>　　勤務時間　応相談（ピーク時は早朝勤務あり）</p>
<p>　　休　　　日　応相談</p>
<p>　　勤  務  地　貝塚市麻生中907番地の1又は</p>
<p>　　　　　　　　  大阪市西区南堀江3丁目15番26号（応相談）</p>
<p>　　応募資格　臨床検査技師、看護師（准看護師も歓迎）</p>
<p>　　　　　　　　　診療放射線技師のいずれかの免許をお持ちの方</p>
<p>　　　　　　　　　巡回健診経験者歓迎</p>
<p>　　給　　　与　応相談　※全職種経験考慮します。</p>
<p> </p>
<p>　　いずれのご応募も随時受け付けておりますので下記までお問い合わせください。</p>
<p> </p>
<p>　　Eメール　<a href="mailto:jml@jml-group.co.jp">jml@jml-group.co.jp</a></p>
<p>　</p>
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		<item>
		<title>辰年明けておめでとうございます　活気ある一年でありますように　　（厚生会理事長　木戸口公一　№28）</title>
		<link>http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/news/archives/611</link>
		<comments>http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/news/archives/611#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 20 Jan 2012 08:22:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[
 　七草粥が済んで松の内も明け、あっという間に神戸大震災の1月17日が過ぎてしまいました。今住んでいる神戸の我が家も震災後の立て直しで、当時築60年の木造は見事に全壊しました。75歳の父は二階に寝ていて、南側に倒れこんだ大屋根の直撃を免れ、まだ暗い庭に歩いて降り立ったのだそうです。母は１階の狭い３畳間に寝ていて、数年前に改造した北側の風呂が支えとなってこれもタンスとの間の楔状の隙間に左足を挟まれていただけで奇跡的に大きな怪我もなく、明るくなって近所の人に助け出されました。考えれば家の前には笹の生えた土手の名残と溝（どぶ）程度の流れがあって、幼少時夏にはカエル釣りやドジョウをよく獲っていました。昔の川筋だったのでしょうね。砂上に立つ脆い全壊ベルト地帯でした。後日母の挟まれていた空間を見てよく助かったものだと思いましたが、それは枕元に置いてある茶筒を取ってこいとの母の強い願いで、まだ余震の残る神戸にやっと阪神電車が青木まで開通してからのことでした。 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　インフルエンザがいよいよ流行の兆しを見せてきました。大阪市西区はいつも大阪地域の中でも先陣を切って警報が発せられる区域です。府内流行のパイロット地区ともいえるでしょう。熱心な医師会の先生方がおられることもその裏には在ります。西クリニックでは1月17日にMR,MSの協力の下、インフルエンザとその治療薬の勉強会を行いました。我々の施設は健診を専らとする医療機関ですのでマスク着用の基本と受診者の皆様にもお願いするマナーの徹底ならびに手洗いの確認を改めて職員で行いました。
　  
　さて、年末はカミサンと１泊で赤穂御崎に小旅行。かれこれ５０年ぶりでしょうか私の生誕の地、相生を訪ね、代替わりして生家の面影はもうありませんが、母方祖母によくおんぶされて通った懐かしい路地を歩いてみました。途中室津あたりでの牡蠣尽くしの昼食は、バチバチと牡蠣殻が跳ねて、たまらない美味の趣向となりました。泊まった旅館の露天風呂からの入り日そして家島群諸島から昇る朝日は、静かな瀬戸内海の海面に映えて心洗われる光景でした。日の出を見るのは初めてとカミサン。えっ！　年幾つ？そういえば、旅行に行ってバーで飲んだり夜更かしはするけれど、朝はいつも気持ちよく寝ているな～。一方私は必ずと言っていいほど日の出前に目が覚め、街が起き始める時の匂いと音を感じます。全体の空気はまだ淀んでいるのに、なぜか生命の気配があるところを起点に立ち昇る気流が察知されます。静止の景色が揺れ動き始めるのです。こんなごく短い時間、特に外国ではこの瞬間に異空間での自己の存在を実感し至福の一時を数多く経験してきました。もったいな～、気の毒にな～。でもなぜか価値観が違うのに二人で旅行にはよく出かけます。これからは日の出前にたたき起してやりましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　
 12月３０日の日の出　赤穂御崎より
　　
　年末の私の行事に、ローストビーフ造りがあります。レシピを書いておきましょう。意外と簡単に美味しく出来上がり、切った矢先から無くなっていきます。特にグレービーソースが抜群です。　

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　【キニチのローストビーフレシピ】
　準備するもの：ブロック肉（通常はモモ肉。今年はイチボで挑戦しましたが少しサシが多すぎた。でもやはり旨かったです）約500～700グラム(max1kg)。セロリ葉、ニンジン、パセリ、タマネギ、ニンニク。バター、GABAステーキの素。ブイヨン。塩コショウ。赤ワイン。ガーリックパウダー。
　前処置：前日に、赤ワインをかけ、GABAのステーキの素、少々の追加塩コショウ、ガーリックパウダーを振りかけて冷蔵庫で肉を一晩寝かす。当日：まず冷えた肉をできたら室温に戻しておく（これは中まで火が通りやすくするためのポイント１です）。オーブン180度予熱。
かなり加熱したフライパンにバターを溶かし肉の全面をさっと焼き固める（ポイント2）。
オーブントレイに粗く切った野菜とバター、GABAステーキの素、ガーリックパウダーを敷き、表面を加熱凝固させた肉を載せて、さらに上にもバターと野菜を被せ、前日からの漬け汁と赤ワイン、ブランディ少々をかけてセット。
庫内温度はまず250度12分（サシが多い時は少し長め15分程度）、そして160度40分(大きさにより多少のアレンジ)。途中一回肉を返す。
肉を取り出し、アルミホイルで包んで室温で焼きなまし小1時間（この時に肉汁が肉内で落ち着きます。ポイント3です）。直ぐに切ってはだめです、旨い肉汁が高温のため液状で流れ出てしまいます。
問題はグレービーソース。３００ｃｃのブイヨン出汁を作り、肉を焼いた後のトレイに赤ワインを注ぎ、野菜や焦げ目をできるだけ赤ワインとともに回収して出汁に混ぜます。塩コショウ、ガーリックパウダー適宜。ひと煮立ちしたら、笊で野菜や焦げを漉して後、溶かしたコーンスターチでトロミをつけて出来上がり。
応用：小さいお肉ならお肉の全面はざっと炙る程度で手短に、250度は8分程度。160度30分で旨く出来上がるでしょう。　　　　是非お試しください。
 
なお、年末弊社のHPサーバー不具合により更新したはずのコラム掲載が年明けになりましたので、南蛮語クイズの答えは次回にします
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div>
<p> 　七草粥が済んで松の内も明け、あっという間に神戸大震災の1月17日が過ぎてしまいました。今住んでいる神戸の我が家も震災後の立て直しで、当時築60年の木造は見事に全壊しました。75歳の父は二階に寝ていて、南側に倒れこんだ大屋根の直撃を免れ、まだ暗い庭に歩いて降り立ったのだそうです。母は１階の狭い３畳間に寝ていて、数年前に改造した北側の風呂が支えとなってこれもタンスとの間の楔状の隙間に左足を挟まれていただけで奇跡的に大きな怪我もなく、明るくなって近所の人に助け出されました。考えれば家の前には笹の生えた土手の名残と溝（どぶ）程度の流れがあって、幼少時夏にはカエル釣りやドジョウをよく獲っていました。昔の川筋だったのでしょうね。砂上に立つ脆い全壊ベルト地帯でした。後日母の挟まれていた空間を見てよく助かったものだと思いましたが、それは枕元に置いてある茶筒を取ってこいとの母の強い願いで、まだ余震の残る神戸にやっと阪神電車が青木まで開通してからのことでした。 　</p>
<p>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　<img class="alignnone size-full wp-image-616" title="春よ来い七草粥" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/01/春よ来い七草粥.JPG" alt="春よ来い七草粥" width="187" height="152" />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</p>
<p>　インフルエンザがいよいよ流行の兆しを見せてきました。大阪市西区はいつも大阪地域の中でも先陣を切って警報が発せられる区域です。府内流行のパイロット地区ともいえるでしょう。熱心な医師会の先生方がおられることもその裏には在ります。西クリニックでは1月17日にMR,MSの協力の下、インフルエンザとその治療薬の勉強会を行いました。我々の施設は健診を専らとする医療機関ですのでマスク着用の基本と受診者の皆様にもお願いするマナーの徹底ならびに手洗いの確認を改めて職員で行いました。</p></div>
<p>　  </p>
<p>　さて、年末はカミサンと１泊で赤穂御崎に小旅行。かれこれ５０年ぶりでしょうか私の生誕の地、相生を訪ね、代替わりして生家の面影はもうありませんが、母方祖母によくおんぶされて通った懐かしい路地を歩いてみました。途中室津あたりでの牡蠣尽くしの昼食は、バチバチと牡蠣殻が跳ねて、たまらない美味の趣向となりました。泊まった旅館の露天風呂からの入り日そして家島群諸島から昇る朝日は、静かな瀬戸内海の海面に映えて心洗われる光景でした。日の出を見るのは初めてとカミサン。えっ！　年幾つ？そういえば、旅行に行ってバーで飲んだり夜更かしはするけれど、朝はいつも気持ちよく寝ているな～。一方私は必ずと言っていいほど日の出前に目が覚め、街が起き始める時の匂いと音を感じます。全体の空気はまだ淀んでいるのに、なぜか生命の気配があるところを起点に立ち昇る気流が察知されます。静止の景色が揺れ動き始めるのです。こんなごく短い時間、特に外国ではこの瞬間に異空間での自己の存在を実感し至福の一時を数多く経験してきました。もったいな～、気の毒にな～。でもなぜか価値観が違うのに二人で旅行にはよく出かけます。これからは日の出前にたたき起してやりましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</p>
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<div>　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　
<dl id="attachment_554" style="width: 267px;"><img title="12月３０日の日の出　赤穂御崎より" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/01/12月３０日の日の出　赤穂御崎より.JPG" alt="12月３０日の日の出　赤穂御崎より" width="257" height="172" /> 12月３０日の日の出　赤穂御崎より</dl>
<p>　　</p>
<p>　年末の私の行事に、ローストビーフ造りがあります。レシピを書いておきましょう。意外と簡単に美味しく出来上がり、切った矢先から無くなっていきます。特にグレービーソースが抜群です。　</p></div>
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<div>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<img title="ローストビーフ" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/01/ローストビーフ.JPG" alt="ローストビーフ" width="205" height="162" />　　　　　　　　　　　　　　　　</div>
<div>　【キニチのローストビーフレシピ】</div>
<div>　準備するもの：ブロック肉（通常はモモ肉。今年はイチボで挑戦しましたが少しサシが多すぎた。でもやはり旨かったです）約500～700グラム(max1kg)。セロリ葉、ニンジン、パセリ、タマネギ、ニンニク。バター、GABAステーキの素。ブイヨン。塩コショウ。赤ワイン。ガーリックパウダー。<br />
　前処置：前日に、赤ワインをかけ、GABAのステーキの素、少々の追加塩コショウ、ガーリックパウダーを振りかけて冷蔵庫で肉を一晩寝かす。当日：まず冷えた肉をできたら室温に戻しておく（これは中まで火が通りやすくするためのポイント１です）。オーブン180度予熱。</div>
<p>かなり加熱したフライパンにバターを溶かし肉の全面をさっと焼き固める（ポイント2）。<br />
オーブントレイに粗く切った野菜とバター、GABAステーキの素、ガーリックパウダーを敷き、表面を加熱凝固させた肉を載せて、さらに上にもバターと野菜を被せ、前日からの漬け汁と赤ワイン、ブランディ少々をかけてセット。</p>
<p>庫内温度はまず250度12分（サシが多い時は少し長め15分程度）、そして160度40分(大きさにより多少のアレンジ)。途中一回肉を返す。</p>
<p>肉を取り出し、アルミホイルで包んで室温で焼きなまし小1時間（この時に肉汁が肉内で落ち着きます。ポイント3です）。直ぐに切ってはだめです、旨い肉汁が高温のため液状で流れ出てしまいます。<br />
問題はグレービーソース。３００ｃｃのブイヨン出汁を作り、肉を焼いた後のトレイに赤ワインを注ぎ、野菜や焦げ目をできるだけ赤ワインとともに回収して出汁に混ぜます。塩コショウ、ガーリックパウダー適宜。ひと煮立ちしたら、笊で野菜や焦げを漉して後、溶かしたコーンスターチでトロミをつけて出来上がり。</p>
<p>応用：小さいお肉ならお肉の全面はざっと炙る程度で手短に、250度は8分程度。160度30分で旨く出来上がるでしょう。　　　　是非お試しください。</p>
<p> </p>
<p>なお、年末弊社のHPサーバー不具合により更新したはずのコラム掲載が年明けになりましたので、南蛮語クイズの答えは次回にします</p>
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		<title>デジタル化　成る！　　厚生会理事長　木戸口公一　№27</title>
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		<pubDate>Wed, 28 Dec 2011 11:02:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　すっかり冬籠りの気温が続いていて、積雪も並々ならぬ今年のようです。インフルエンザは流行の兆しですが、学校は冬休みに入り、年末年始のお休みに一旦流行は頓挫するでしょう。紅葉も感染性胃腸炎（ノロ、サポウイルス）も今年は少し遅めに推移したようです。帰省に伴う民族移動で拡散し、お正月の休み明けからは冬型感染症が我が物顔に我々の街にやって来るかもしれません。手洗いを忘れないでおきましょう。
　さて年末になってではありますが、大阪西クリニックの放射線が今年8月の上部消化管レントゲンに続きこの12月26日（月曜日）に胸部レントゲンがデジタル化されました。アナログフィルムへのノスタルジアは私の年齢のためでしょう。レントゲン技師の個性さえも表れるアナログに対して、デジタルは冷徹に安定した画像を提供してくれるようです。ビュワ―上の拡大操作も容易、コントラストも自由に変えられ、ノスタルジアは慣れにより払拭されていくのでしょう。フィルム保管に伴う膨大なスペースと重量そして現像液という廃棄物も医療施設から消えていく運命です。ただ媒体はいとも簡単に処理され、抹消され、個人情報としてのセキュリティに完璧なものはありません。利便性に安穏とせず、フェイルセーフの仕組みを確立し、より一層慎重にそして医療の基本である誠実さを忘れず運用していきたいと考えています。
 

話変わって今日は外来語のクイズで年越しです。皆様、糖尿病の診断基準空腹時血糖が126mg/dlであるのは御存じでしょう。なぜこんな中途半端な数字なのと思われるかもしれません。これはブドウ糖の分子量が180であることがヒントなのです。検査結果の表記の仕方も我が国と欧米では異なります。そして、われわれの日常語の中にもルーツをたどれば外来語である言葉が少なからずあります。ルソンの壷はお茶壷としての歴史を持ち、東南アジア経由の文化が浸透している我が国です。いわゆる南蛮由来（主にポルトガル語）の詞探しをしてみましょう。答は次回です。
まずは食べ物から；1.confetios  2.castella  3.tempererar  4.bolo  5.pao  6.biscoito  7.bateira  8.pons  9.cambodia  10.zamboa  11.caramelo  12.marmelo  13.pudim  14.olla(（これは難問です。冬の夜皆で暖まろう）
日常品では；15.capa  16.copo  17.jarro  18.carta  19.bot~ao  20.vitro  21.orgao  22.tabaco  23.sabao  24.charmela  25.ransel  26.giba~o  27.veludo  28.raxa  29.saraca  30.meias(莫大小)  31.tutanga  32.blik  33.veranda
それではとっておき、発想の転換が必要です；34.ombro  35.letter  36.ontembaar  37.zondag  38.pegi  39.pauw  40.pinta &#38; cruz
これは外来語ではありませんが、東京の八重洲は1600年リーフデ号で日本に漂着したオランダ人、ヤン・ヨーステン・ファン・ローデンステイン(Jan Joosten van Lodensteijn)に由来するそうです。彼は日本人と結婚し、屋敷を今の東京駅近くに貰い受け暮らしました。ヤン・ヨーステン→耶楊子→八重洲になったのだそうです。
 
　では皆様、そしてご家族の皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　すっかり冬籠りの気温が続いていて、積雪も並々ならぬ今年のようです。インフルエンザは流行の兆しですが、学校は冬休みに入り、年末年始のお休みに一旦流行は頓挫するでしょう。紅葉も感染性胃腸炎（ノロ、サポウイルス）も今年は少し遅めに推移したようです。帰省に伴う民族移動で拡散し、お正月の休み明けからは冬型感染症が我が物顔に我々の街にやって来るかもしれません。手洗いを忘れないでおきましょう。</p>
<p>　さて年末になってではありますが、大阪西クリニックの放射線が今年8月の上部消化管レントゲンに続きこの12月26日（月曜日）に胸部レントゲンがデジタル化されました。アナログフィルムへのノスタルジアは私の年齢のためでしょう。レントゲン技師の個性さえも表れるアナログに対して、デジタルは冷徹に安定した画像を提供してくれるようです。ビュワ―上の拡大操作も容易、コントラストも自由に変えられ、ノスタルジアは慣れにより払拭されていくのでしょう。フィルム保管に伴う膨大なスペースと重量そして現像液という廃棄物も医療施設から消えていく運命です。ただ媒体はいとも簡単に処理され、抹消され、個人情報としてのセキュリティに完璧なものはありません。利便性に安穏とせず、フェイルセーフの仕組みを確立し、より一層慎重にそして医療の基本である誠実さを忘れず運用していきたいと考えています。</p>
<p> </p>
<p><img class="aligncenter size-full wp-image-476" title="中" src="http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/wp-content/uploads/2012/01/中.jpg" alt="中" width="719" height="288" /></p>
<p>話変わって今日は外来語のクイズで年越しです。皆様、糖尿病の診断基準空腹時血糖が126mg/dlであるのは御存じでしょう。なぜこんな中途半端な数字なのと思われるかもしれません。これはブドウ糖の分子量が180であることがヒントなのです。検査結果の表記の仕方も我が国と欧米では異なります。そして、われわれの日常語の中にもルーツをたどれば外来語である言葉が少なからずあります。ルソンの壷はお茶壷としての歴史を持ち、東南アジア経由の文化が浸透している我が国です。いわゆる南蛮由来（主にポルトガル語）の詞探しをしてみましょう。答は次回です。</p>
<p>まずは食べ物から；1.confetios  2.castella  3.tempererar  4.bolo  5.pao  6.biscoito  7.bateira  8.pons  9.cambodia  10.zamboa  11.caramelo  12.marmelo  13.pudim  14.olla(（これは難問です。冬の夜皆で暖まろう）</p>
<p>日常品では；15.capa  16.copo  17.jarro  18.carta  19.bot~ao  20.vitro  21.orgao  22.tabaco  23.sabao  24.charmela  25.ransel  26.giba~o  27.veludo  28.raxa  29.saraca  30.meias(莫大小)  31.tutanga  32.blik  33.veranda</p>
<p>それではとっておき、発想の転換が必要です；34.ombro  35.letter  36.ontembaar  37.zondag  38.pegi  39.pauw  40.pinta &amp; cruz</p>
<p>これは外来語ではありませんが、東京の八重洲は1600年リーフデ号で日本に漂着したオランダ人、ヤン・ヨーステン・ファン・ローデンステイン(Jan Joosten van Lodensteijn)に由来するそうです。彼は日本人と結婚し、屋敷を今の東京駅近くに貰い受け暮らしました。ヤン・ヨーステン→耶楊子→八重洲になったのだそうです。</p>
<p> </p>
<p>　では皆様、そしてご家族の皆様、よいお年をお迎えくださいませ。</p>
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		<title>サンタが壁を登る師走。少し立ち止まって、日本の医療制度を考える （厚生会理事長　木戸口公一　№26）</title>
		<link>http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/news/archives/470</link>
		<comments>http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/news/archives/470#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 09 Dec 2011 07:16:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>

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		<description><![CDATA[　今年の紅葉は遅れ、しかも気温の変動の関係から穏やかに変化が進む奇麗紅葉ではなく、一気に枯葉に突き進む残酷な色模様だったようです。関西だけかな。六甲山も遠目には秋後半の様を呈しながらも、それはほんの数日だけで確かに鮮やかさに欠けて冬の過酷さを表徴するようなくすんだ山肌になりました。折しも室内に響くセルティックの音楽は一層うら寂しく響きます。この街の雰囲気とは関係なく、おかげさまで日々の健診業務は12月に入っても多忙の日が続いています。失注も少なからずある中で、新たな契約も生まれてクライアントの方々が来院してくださっています。私の頭の中が師走の毎日です。
　遅ればせながらの紅葉狩りに近場の西宮鷲林寺に先週末（4日）出かけました。僅かに名残はあるものの木枯らしですっかり落ち葉として地面を染める状態で、しわがれた境内となっていました。古刹ではあるもの、コンクリート製の土台等はやはり興ざめで、山津波の六甲山とはいえ、堅固さは侘び、寂びの風情には不釣り合いです。人は欲なもので、作り上げた自分のイメージに合わぬ物には冷淡になってしまいますね。次いで北山緑化植物園を訪れました。ここは寺より高度が約50ｍ下がるおかげでしょうか少し鮮やかさが残っていて、特に北山山荘の庭周辺では残り紅葉を楽しむ事が出来ました。そうそう、12月3日我が家にサンタがやって来て、毎日せわしなく壁を登っています。
　http://www.nishi.or.jp/homepage/kitayama/garden/guide/sansou.html
 
 
　
　さて、皆様はとても幸せな国に住んでいる、このことを改めて認識する話題を取り上げてみます。
　そんなことないだろう！　台風や震災などが次々と国土を襲い、円高に苦しむ中で何が幸せなものか。確かにこれは実感ですが、世界からみればうらやましい大げさにいえば理想ともいえる制度が日本には在るのです。2011年4月1日に日本は国民皆保険制度達成から50年を迎えました。皆保険制度は電気、ガス、水道のインフラストラクチャーのごとく、日常生活の中で当たり前のようにその恩恵に我々は浴しています。どこの医療機関でも原則本人３割負担で均質な医療を受けることが出来ます。我が国は平均寿命、各種健康指標など戦後66年の今世界のトップクラスを維持しているのは間違いありません。保健医療の普遍性は憲法で追及していく課題でありまたそれをこの皆保険で（敢えていえば疑似的に）短期間のうちに達成、維持してきたのが日本です。これは震災時に見せた日本国民の、世界から称賛される農耕民族的勤勉性と、同じて和せずとも同一性で安心する謙虚の美徳心が根底にあるからでしょう。しかしそれが、不況、震災、そして少子高齢化の中で風前の灯であり、また公平性、普遍性という社会主義的思想ほど欺瞞に満ちたものはないように思えるのです。欲望と差別に依拠するdevilが各個人には内在しているというこの現実に敢然と立ち向かわねばならない、今はそのための知恵と指導者の出現が待ち望まれているのだと私は考えています。前置きが長くなりました。メディカル朝日12月号の編集長が聞くには、東京大学医学系研究科国際保健政策学教授渋谷健司氏が取り上げられています。タイトルは「国民皆保険制度50年の計を生かすために」で、世界に冠たる英国の医学ジャーナル「Ｌａｎｃｅｔ」８月30日付日本の医療特集号の出版に至る経緯とその内容に関する概説です。渋谷氏と日本国際交流センター武見敬三氏の努力によって、この特集号は発行に至りました。折しも3月11日東日本大震災が準備期間中に発生し、むしろ現行の皆保険制度の抱える問題点を露呈させたようです。力作です。Lancet特集号のJapanese Transiation PDFをクリックすると日本語でEditorialからすべての記事が誰でもが読めてダウンロードできるようになっています。マスコミ記事ではなく、各著者がデータに基づき冷徹にかつ思いを込めて書き上げた記事が8編のコメント（それぞれに約2ページ）と6編の論文（14～15ページ）としてまとめられています。読むのは少ししんどいですが、日本の医療の今までと、浮き彫りになってきた問題点、そしてこれからを知り、考えることが出来ます。
　http://www.thelancet.com/japan#
　医療にはオレゴンルールというのがあって、アクセスが容易（いつでも、どこでも　誰でも　待ち時間なく）で、安い価格、高品質の3要件を満足させる医療制度はないとされています。戦車（タンク）に例えれば、攻撃力、防御力、スピードのいずれか二つを満足させることはできても一つはどこかで妥協あるいは弱点として容認せざるを得ないのと同じでしょうか。でもそれを求めて人、組織、国は努力を続けています。日本の皆保険制度はそれを理想的な形で達成・維持しているかに見えますが、これを機会に内在する矛盾と、その先に来るべき臓器別縦割りでない全人的（ホリスティック）医療として地域に根差したコメディカルチーム医療（医療、福祉の一体化）の将来像を皆様もひと時考えてみませんか。
　人の命はたわいもなく消え去ります。幻想の不老不死を他者から与えられるのを待つのではなく、自分の人生を考え、選択し、納得する。地域の中で生き、そして活かされる自分を実感できる瞬間。人はその時初めて人としての尊厳を自らの力で得るのではないかと思います。これをサポートするのが医療であり、人の生きていく過程に寄り添うNarrative Based Medicine が医療の重要なコンセプトとして認識されなければならないと私は考えています。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　今年の紅葉は遅れ、しかも気温の変動の関係から穏やかに変化が進む奇麗紅葉ではなく、一気に枯葉に突き進む残酷な色模様だったようです。関西だけかな。六甲山も遠目には秋後半の様を呈しながらも、それはほんの数日だけで確かに鮮やかさに欠けて冬の過酷さを表徴するようなくすんだ山肌になりました。折しも室内に響くセルティックの音楽は一層うら寂しく響きます。この街の雰囲気とは関係なく、おかげさまで日々の健診業務は12月に入っても多忙の日が続いています。失注も少なからずある中で、新たな契約も生まれてクライアントの方々が来院してくださっています。私の頭の中が師走の毎日です。</p>
<p>　遅ればせながらの紅葉狩りに近場の西宮鷲林寺に先週末（4日）出かけました。僅かに名残はあるものの木枯らしですっかり落ち葉として地面を染める状態で、しわがれた境内となっていました。古刹ではあるもの、コンクリート製の土台等はやはり興ざめで、山津波の六甲山とはいえ、堅固さは侘び、寂びの風情には不釣り合いです。人は欲なもので、作り上げた自分のイメージに合わぬ物には冷淡になってしまいますね。次いで北山緑化植物園を訪れました。ここは寺より高度が約50ｍ下がるおかげでしょうか少し鮮やかさが残っていて、特に北山山荘の庭周辺では残り紅葉を楽しむ事が出来ました。そうそう、12月3日我が家にサンタがやって来て、毎日せわしなく壁を登っています。</p>
<p>　<a href="http://www.nishi.or.jp/homepage/kitayama/garden/guide/sansou.html">http://www.nishi.or.jp/homepage/kitayama/garden/guide/sansou.html</a></p>
<p> </p>
<p> <img class="aligncenter size-full wp-image-471" title="№２６　" src="http://59.106.154.85/kouseikai/wp-content/uploads/2011/12/7df30aaf1159c21bb7a2fc2667dc8754.JPG" alt="№２６　" width="591" height="222" /></p>
<p>　</p>
<p>　さて、皆様はとても幸せな国に住んでいる、このことを改めて認識する話題を取り上げてみます。</p>
<p>　そんなことないだろう！　台風や震災などが次々と国土を襲い、円高に苦しむ中で何が幸せなものか。確かにこれは実感ですが、世界からみればうらやましい大げさにいえば理想ともいえる制度が日本には在るのです。2011年4月1日に日本は国民皆保険制度達成から50年を迎えました。皆保険制度は電気、ガス、水道のインフラストラクチャーのごとく、日常生活の中で当たり前のようにその恩恵に我々は浴しています。どこの医療機関でも原則本人３割負担で均質な医療を受けることが出来ます。我が国は平均寿命、各種健康指標など戦後66年の今世界のトップクラスを維持しているのは間違いありません。保健医療の普遍性は憲法で追及していく課題でありまたそれをこの皆保険で（敢えていえば疑似的に）短期間のうちに達成、維持してきたのが日本です。これは震災時に見せた日本国民の、世界から称賛される農耕民族的勤勉性と、同じて和せずとも同一性で安心する謙虚の美徳心が根底にあるからでしょう。しかしそれが、不況、震災、そして少子高齢化の中で風前の灯であり、また公平性、普遍性という社会主義的思想ほど欺瞞に満ちたものはないように思えるのです。欲望と差別に依拠するdevilが各個人には内在しているというこの現実に敢然と立ち向かわねばならない、今はそのための知恵と指導者の出現が待ち望まれているのだと私は考えています。前置きが長くなりました。メディカル朝日12月号の編集長が聞くには、東京大学医学系研究科国際保健政策学教授渋谷健司氏が取り上げられています。タイトルは「国民皆保険制度50年の計を生かすために」で、世界に冠たる英国の医学ジャーナル「Ｌａｎｃｅｔ」８月30日付日本の医療特集号の出版に至る経緯とその内容に関する概説です。渋谷氏と日本国際交流センター武見敬三氏の努力によって、この特集号は発行に至りました。折しも3月11日東日本大震災が準備期間中に発生し、むしろ現行の皆保険制度の抱える問題点を露呈させたようです。力作です。Lancet特集号のJapanese Transiation PDFをクリックすると日本語でEditorialからすべての記事が誰でもが読めてダウンロードできるようになっています。マスコミ記事ではなく、各著者がデータに基づき冷徹にかつ思いを込めて書き上げた記事が8編のコメント（それぞれに約2ページ）と6編の論文（14～15ページ）としてまとめられています。読むのは少ししんどいですが、日本の医療の今までと、浮き彫りになってきた問題点、そしてこれからを知り、考えることが出来ます。</p>
<p>　<a href="http://www.thelancet.com/japan#">http://www.thelancet.com/japan#</a></p>
<p>　医療にはオレゴンルールというのがあって、アクセスが容易（いつでも、どこでも　誰でも　待ち時間なく）で、安い価格、高品質の3要件を満足させる医療制度はないとされています。戦車（タンク）に例えれば、攻撃力、防御力、スピードのいずれか二つを満足させることはできても一つはどこかで妥協あるいは弱点として容認せざるを得ないのと同じでしょうか。でもそれを求めて人、組織、国は努力を続けています。日本の皆保険制度はそれを理想的な形で達成・維持しているかに見えますが、これを機会に内在する矛盾と、その先に来るべき臓器別縦割りでない全人的（ホリスティック）医療として地域に根差したコメディカルチーム医療（医療、福祉の一体化）の将来像を皆様もひと時考えてみませんか。</p>
<p>　人の命はたわいもなく消え去ります。幻想の不老不死を他者から与えられるのを待つのではなく、自分の人生を考え、選択し、納得する。地域の中で生き、そして活かされる自分を実感できる瞬間。人はその時初めて人としての尊厳を自らの力で得るのではないかと思います。これをサポートするのが医療であり、人の生きていく過程に寄り添うNarrative Based Medicine が医療の重要なコンセプトとして認識されなければならないと私は考えています。</p>
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		<title>日本未病システム学会学術総会名古屋　　　　　（厚生会理事長　木戸口公一 №25）</title>
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		<comments>http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/news/archives/452#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 28 Nov 2011 08:33:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/news/?p=452</guid>
		<description><![CDATA[　恒例の日本未病システム学会学術総会が去る11月19〜20日名古屋の今池ガスビルで開催されました。第18回の学会長は愛知淑徳大学健康医療科学部の井口昭久教授で、会のテーマは『長寿と未病』でした。HPのアドレスを書いておきますので、興味のある方は日程表を覗いてみてください。なかなか力のこもった学会でした。一般の方の興味深い所では、今話題のレズベラトールとサーチュイン（Sirt1）に関する東京大学大学院医学系加齢医学講座大内教授の「血管老化と長寿遺伝子Sirt1—動脈硬化未病における意義」の基礎医学的な発表と東邦ガス診療所林博史先生による「生命（いのち）を刻む体内時計〜健康と長寿の秘訣」でしょうか。また、聞き慣れない言葉かもしれませんがこれからの長寿社会では重要なキーワードとなるであろうサルコペニアならびにロコモティブシンドロ−ムに注目してください。一度ご自身でウェブ検索してみてください。
http://www.macc.jp/jmsa18/18mibyou_program.pdf
 
　今回弊社からは私の1題を含めて計3題を一般演題のポスターセッションで発表してきました。その内容は、メタボリックシンドロームのセクションで2題：L2-2　本社検査　角野正拓君の「腹囲正常群におけるアディポネクチン値の評価と自己管理指導への適用」ならびにL2-4　本社検査部長　竹内秀史君の「LH比とHOMA-Rの異常群における関連項目の変動」そして私の未病診断のセクションおける「自覚症状から未病を測る—体内活力指数および酸化ストレス度の有用性」です。長くなりますが私の発表のプロシーディング（後抄録）を掲載しておきます。お蔭様でこのセクションでの優秀発表賞をいただきました。
　
　私が以前に担当した学術総会は第12回で、まだ大阪府立母子保健総合医療センター企画調査部長時代の６年前（平成18年1月）になります。場所は大阪KKRホテルでテーマは少し長いのですが「伝統に根ざすスローライフを今に活かし、明日を拓く未病　—時の流れ、心、次世代をキーワードとして—」でした。周産期からの未病そしてNarrative Based Medicine 日本の伝統的生活を懐古的ではなくどう今に活かすかを学会のコンセプトにしてみました。このため、二日目は学会長講演に引き続きKKRホテル6階にある清芳庵のお茶室で学会長自らのお点前（武者小路千家官休庵、芳野宗匠立ち会い　斎藤万千子先生指導）で、見下ろすのは大阪城の冬枯れの庭ではありましたが、絶好のシチュエーションのもと、学会参加者に一期一会のおもてなしを行いました。
 
      　　　　
 
　
　では今回の私の後抄録を掲載しておきます。来年半ば頃に日本未病システム学会誌に掲載される予定です。（後抄録は日本未病システム学会に帰属します）
 
自覚症状に関与する栄養素から未病を計る
　－「体内活力指数」及び「酸化活性度」の有用性－
【目的】自覚症状の設問から体内で起こっている各種栄養素の活性不足を論理的に解析し、それらから算出される疾病傾向潜在率、疲労度、栄養活性度、栄養充、肥満度の各分析値に基づいた体内活力指数を最重要ファクターとして未病状態を診断するのが「HQCチェック」です。未病の学会定義にも未病そのものに経時的段階があることは既に語られていることですが、このHQCチェックは疾病の自覚症状を調べる方法ではないだけに、既病のバイオマーカーではなく未病状態を反映するバイオマーカーとの相関がエビデンスとして検討されなければなりません。しかしながら未病のバイオマーカーとして単一の項目は存在しません。われわれは今までに糖代謝異常のマーカーとしてインスリン抵抗性：HOMA-R（血糖×インスリン/405）を、そして脂質代謝異常のマーカーとして酸化ストレス指数：LDL/HDL/アディポネクチンを取り上げて発表してきました。今回は引き続 き、１．集団の経年変化。２．各種疾病傾向潜在率と「HQC酸化活性度」並びにHQCチェックの中でも最重要と考えている「体内活力指数」の２項目との関連。３．循環器系への負荷指標としてのBNPと疾病傾向潜在率、体内活力指数との関係をみてみました。
【方法】医療関係企業の全職員を対象に実施される定期健康診査時にHQCチェックを併せて実施し、また通常の検査項目に加えて必要なバイオマーカー（アディポネクチン・ＢＮＰ）を加えました。BNPは2010年度健診の新規項目です。採血は基本的には午前中空腹時で通常業務中の座位で行われています。一部昼食抜きの午後採血も含まれています。
今回は【HQC酸化活性度】を定義してみました。すなわち、体内での栄養活性度が高い状態であればストレス酸化（指数）はより有意に生体に関与すると考え、この活性度と疾病潜在率の関係を検討してみました。
　HQC酸化活性度＝酸化ストレス指数×栄養活性度　　酸化ストレス指数は上記
　脳性ナトリウム利尿ペプタイド（BNP）はCLEIA法で基準値は18.4pg/ml以下です。対象人数は2009年度157名、2010年度195名でした。
【結果】HQCチェックからは各人疾病潜在率の高い順から3傾向が選択されます。その中で、a)糖代謝負荷傾向、b)循環器系（心負荷）傾向、c)肝臓系（脂肪蓄積）傾向の3傾向を取り上げ、対照群中の出現頻度およびストレス酸化度ならびに体内活力指数との相関を検討しました。
１．2009年度→2010年度では、各々の疾病潜在率はa)29％→33％、b)37％→48％、c)10％→18％とそれぞれに上昇を示していました。新規に加わった対照群の年齢ならびに仕事量増加のストレスが一因かもしれません。
２．体内活力指数との相関傾向がみられたのは、2009年度ならびに2010年度ともにa)およびb)であり、それぞれに疾病傾向潜在率が高くなればなるほど体内活力指数の低下傾向がみられました。一方c)は当然のことながら疾病傾向潜在率が高くなれば酸化活性度も上昇していますが体内活力指数との相関は見られませんでした。この疾病傾向での未病状態ではカラ元気を表出する傾向があるのかもしれません。 
 
　図1　肝臓系（肝脂肪蓄積）傾向と「ＨＱＣ酸化活性度」との相関　　2010年　36／195人（18％）
 
 
３．BNP　に関してはこの値が高いほど体内活力指数が下がる傾向がみられました。循環器系（心負荷）傾向との相関では2群に分かれる傾向がみられました。循環器系疾病潜在率が低くてBNP高値群は未病としての循環器系以外の要因を考慮しなければならないのでしょう。年齢、性別、喫煙それに治療（薬剤）による介入等が考えられる要因です。
　その一つとして特に女性においては、鉄欠乏性貧血の存在が血中BNP値に影響しており、安静臥位でない採血方法がむしろ未病としての貧血負荷状態を表しているとさえ考えられます。
　また高血圧治療薬剤によってBNP値が変動する一例を経験しました。βブロッカー処方時には脈拍が50を超えることなく、階段昇降時に息切れを感じていましたが、ARBに変更することにより脈拍数は60を超え、運動負荷時の息切れは軽快しました。これに応じてBNP値はβブロッカー開始前置に低下しています。
 
　図2　BNPとヘモグロビン異常者（29/195人）
 
 
【結論】
１．自覚症状からの未病診断においては、単一のバイオマーカーとの相関でエビデンスを得ることは困難と思われます。
２、工夫としては複数のバイオマーカーによるフォーミュラ（数式）創作が考えられます。
　a. 体内事象をよりクローズアップさせるために疾病関連バイオマーカーによるア　ンプリフィケーション（例；酸化ストレス指数＝LDL/HDL/アディポネクチン）
  b.未病の段階で起こっていると思われる複数の体内事象のマーカーによるフォーミュラ（例　PreDxDiabetesRiskScore）
  c.生活習慣等の環境要因あるいは自覚症状指数とのコラボレーションフォーミュラ（例：HQC酸化活性度、GesundheitsCheck Diabetes FindRisk）
３、「体内活力指数」は、各疾病潜在率が高くなるほど低下する傾向がみられました。
　また当然のことながら「HQC酸化活性度」は、特に肝臓系疾病潜在率と強く相関関係を認めました。以上より、自覚症状からの未病アプローチとして、「HQCチェック」の活用の方向性が明らかとなってきました。
４、BNPは心負荷の有用なマーカーと考えられていますが、年齢あるいは採血条件により変動（上昇）することが知られています。しかし逆に非安静時、座位採血により、日常生活での心負荷を増幅させ、特に40歳以上女性貧血での潜在的心負担を評価できる可能性があります。　
 
以上です。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　恒例の日本未病システム学会学術総会が去る11月19〜20日名古屋の今池ガスビルで開催されました。第18回の学会長は愛知淑徳大学健康医療科学部の井口昭久教授で、会のテーマは『長寿と未病』でした。HPのアドレスを書いておきますので、興味のある方は日程表を覗いてみてください。なかなか力のこもった学会でした。一般の方の興味深い所では、今話題のレズベラトールとサーチュイン（Sirt1）に関する東京大学大学院医学系加齢医学講座大内教授の「血管老化と長寿遺伝子Sirt1—動脈硬化未病における意義」の基礎医学的な発表と東邦ガス診療所林博史先生による「生命（いのち）を刻む体内時計〜健康と長寿の秘訣」でしょうか。また、聞き慣れない言葉かもしれませんがこれからの長寿社会では重要なキーワードとなるであろうサルコペニアならびにロコモティブシンドロ−ムに注目してください。一度ご自身でウェブ検索してみてください。</p>
<p><a href="http://www.macc.jp/jmsa18/18mibyou_program.pdf">http://www.macc.jp/jmsa18/18mibyou_program.pdf</a></p>
<p> </p>
<p>　今回弊社からは私の1題を含めて計3題を一般演題のポスターセッションで発表してきました。その内容は、メタボリックシンドロームのセクションで2題：L2-2　本社検査　角野正拓君の「腹囲正常群におけるアディポネクチン値の評価と自己管理指導への適用」ならびにL2-4　本社検査部長　竹内秀史君の「LH比とHOMA-Rの異常群における関連項目の変動」そして私の未病診断のセクションおける「自覚症状から未病を測る—体内活力指数および酸化ストレス度の有用性」です。長くなりますが私の発表のプロシーディング（後抄録）を掲載しておきます。お蔭様でこのセクションでの優秀発表賞をいただきました。</p>
<p>　</p>
<p>　私が以前に担当した学術総会は第12回で、まだ大阪府立母子保健総合医療センター企画調査部長時代の６年前（平成18年1月）になります。場所は大阪KKRホテルでテーマは少し長いのですが「伝統に根ざすスローライフを今に活かし、明日を拓く未病　—時の流れ、心、次世代をキーワードとして—」でした。周産期からの未病そしてNarrative Based Medicine 日本の伝統的生活を懐古的ではなくどう今に活かすかを学会のコンセプトにしてみました。このため、二日目は学会長講演に引き続きKKRホテル6階にある清芳庵のお茶室で学会長自らのお点前（武者小路千家官休庵、芳野宗匠立ち会い　斎藤万千子先生指導）で、見下ろすのは大阪城の冬枯れの庭ではありましたが、絶好のシチュエーションのもと、学会参加者に一期一会のおもてなしを行いました。</p>
<p> </p>
<p>      　　　　<img class="aligncenter size-full wp-image-461" title="日本未病システム学会" src="http://59.106.154.85/kouseikai/wp-content/uploads/2011/11/b1f94016d228c9ed047961d1f3aee0d6.JPG" alt="日本未病システム学会" width="445" height="304" /></p>
<p> </p>
<p>　</p>
<p>　では今回の私の後抄録を掲載しておきます。来年半ば頃に日本未病システム学会誌に掲載される予定です。（後抄録は日本未病システム学会に帰属します）</p>
<p> </p>
<p>自覚症状に関与する栄養素から未病を計る</p>
<p>　－「体内活力指数」及び「酸化活性度」の有用性－</p>
<p>【目的】自覚症状の設問から体内で起こっている各種栄養素の活性不足を論理的に解析し、それらから算出される疾病傾向潜在率、疲労度、栄養活性度、栄養充、肥満度の各分析値に基づいた体内活力指数を最重要ファクターとして未病状態を診断するのが「HQCチェック」です。未病の学会定義にも未病そのものに経時的段階があることは既に語られていることですが、このHQCチェックは疾病の自覚症状を調べる方法ではないだけに、既病のバイオマーカーではなく未病状態を反映するバイオマーカーとの相関がエビデンスとして検討されなければなりません。しかしながら未病のバイオマーカーとして単一の項目は存在しません。われわれは今までに糖代謝異常のマーカーとしてインスリン抵抗性：HOMA-R（血糖×インスリン/405）を、そして脂質代謝異常のマーカーとして酸化ストレス指数：LDL/HDL/アディポネクチンを取り上げて発表してきました。今回は引き続 き、１．集団の経年変化。２．各種疾病傾向潜在率と「HQC酸化活性度」並びにHQCチェックの中でも最重要と考えている「体内活力指数」の２項目との関連。３．循環器系への負荷指標としてのBNPと疾病傾向潜在率、体内活力指数との関係をみてみました。</p>
<p>【方法】医療関係企業の全職員を対象に実施される定期健康診査時にHQCチェックを併せて実施し、また通常の検査項目に加えて必要なバイオマーカー（アディポネクチン・ＢＮＰ）を加えました。BNPは2010年度健診の新規項目です。採血は基本的には午前中空腹時で通常業務中の座位で行われています。一部昼食抜きの午後採血も含まれています。</p>
<p>今回は【HQC酸化活性度】を定義してみました。すなわち、体内での栄養活性度が高い状態であればストレス酸化（指数）はより有意に生体に関与すると考え、この活性度と疾病潜在率の関係を検討してみました。</p>
<p><strong>　HQC酸化活性度＝酸化ストレス指数×栄養活性度</strong>　　酸化ストレス指数は上記</p>
<p>　脳性ナトリウム利尿ペプタイド（BNP）はCLEIA法で基準値は18.4pg/ml以下です。対象人数は2009年度157名、2010年度195名でした。</p>
<p>【結果】HQCチェックからは各人疾病潜在率の高い順から3傾向が選択されます。その中で、a)糖代謝負荷傾向、b)循環器系（心負荷）傾向、c)肝臓系（脂肪蓄積）傾向の3傾向を取り上げ、対照群中の出現頻度およびストレス酸化度ならびに体内活力指数との相関を検討しました。</p>
<p>１．2009年度→2010年度では、各々の疾病潜在率はa)29％→33％、b)37％→48％、c)10％→18％とそれぞれに上昇を示していました。新規に加わった対照群の年齢ならびに仕事量増加のストレスが一因かもしれません。</p>
<p>２．体内活力指数との相関傾向がみられたのは、2009年度ならびに2010年度ともにa)およびb)であり、それぞれに疾病傾向潜在率が高くなればなるほど体内活力指数の低下傾向がみられました。一方c)は当然のことながら疾病傾向潜在率が高くなれば酸化活性度も上昇していますが体内活力指数との相関は見られませんでした。この疾病傾向での未病状態ではカラ元気を表出する傾向があるのかもしれません。 </p>
<p> </p>
<p>　図1　肝臓系（肝脂肪蓄積）傾向と「ＨＱＣ酸化活性度」との相関　　2010年　36／195人（18％）</p>
<p> <img class="aligncenter size-full wp-image-457" title="図 1" src="http://59.106.154.85/kouseikai/wp-content/uploads/2011/11/9e80f7476bdb32a475a7e06acf5dcb29.JPG" alt="図 1" width="434" height="261" /></p>
<p> </p>
<p>３．BNP　に関してはこの値が高いほど体内活力指数が下がる傾向がみられました。循環器系（心負荷）傾向との相関では2群に分かれる傾向がみられました。循環器系疾病潜在率が低くてBNP高値群は未病としての循環器系以外の要因を考慮しなければならないのでしょう。年齢、性別、喫煙それに治療（薬剤）による介入等が考えられる要因です。</p>
<p>　その一つとして特に女性においては、鉄欠乏性貧血の存在が血中BNP値に影響しており、安静臥位でない採血方法がむしろ未病としての貧血負荷状態を表しているとさえ考えられます。</p>
<p>　また高血圧治療薬剤によってBNP値が変動する一例を経験しました。βブロッカー処方時には脈拍が50を超えることなく、階段昇降時に息切れを感じていましたが、ARBに変更することにより脈拍数は60を超え、運動負荷時の息切れは軽快しました。これに応じてBNP値はβブロッカー開始前置に低下しています。</p>
<p> </p>
<p>　図2　BNPとヘモグロビン異常者（29/195人）</p>
<p> <img class="aligncenter size-full wp-image-458" title="図2" src="http://59.106.154.85/kouseikai/wp-content/uploads/2011/11/2b530e80c7d0de90885e285c5d798063.JPG" alt="図2" width="456" height="256" /></p>
<p> </p>
<p>【結論】</p>
<p>１．自覚症状からの未病診断においては、単一のバイオマーカーとの相関でエビデンスを得ることは困難と思われます。</p>
<p>２、工夫としては複数のバイオマーカーによるフォーミュラ（数式）創作が考えられます。</p>
<p>　a. 体内事象をよりクローズアップさせるために疾病関連バイオマーカーによるア　ンプリフィケーション（例；酸化ストレス指数＝LDL/HDL/アディポネクチン）</p>
<p>  b.未病の段階で起こっていると思われる複数の体内事象のマーカーによるフォーミュラ（例　PreDxDiabetesRiskScore）</p>
<p>  c.生活習慣等の環境要因あるいは自覚症状指数とのコラボレーションフォーミュラ（例：HQC酸化活性度、GesundheitsCheck Diabetes FindRisk）</p>
<p>３、「体内活力指数」は、各疾病潜在率が高くなるほど低下する傾向がみられました。</p>
<p>　また当然のことながら「HQC酸化活性度」は、特に肝臓系疾病潜在率と強く相関関係を認めました。以上より、自覚症状からの未病アプローチとして、「HQCチェック」の活用の方向性が明らかとなってきました。</p>
<p>４、BNPは心負荷の有用なマーカーと考えられていますが、年齢あるいは採血条件により変動（上昇）することが知られています。しかし逆に非安静時、座位採血により、日常生活での心負荷を増幅させ、特に40歳以上女性貧血での潜在的心負担を評価できる可能性があります。　</p>
<p> </p>
<p>以上です。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
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		<title>身体の不思議　男と女　そしてレンコンさん　　（厚生会理事長　木戸口公一　　No.24）</title>
		<link>http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/news/archives/444</link>
		<comments>http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/news/archives/444#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 24 Nov 2011 05:51:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.jml-group.co.jp/kouseikai/news/?p=444</guid>
		<description><![CDATA[　約1ヶ月が過ぎる間に秋が深まりました。22日には本町から御堂筋を少し北に歩きましたが、匂い立つ銀杏が落ちて黄色く色づき始めた葉はまだ確りと枝に残っています。仕事帰りのサラリーマンが急ぐ夕暮れ時でしたが神農祭りが道修町でちょうど執り行われていました。屋台の明かりが妙に暖かい色に眺められ、でも風邪気味の小生は足早に地下鉄の淀屋橋に急ぎました。そう感じさせる冬の気配が直ぐそこまで来ているようです。
　前回お約束した女性前立腺の謎にお答えしなければなりません。私のオリジナルではありませんので、教え子の一人としてお許しを頂き出典を記載して、今日は解剖学の不思議2題をお伝えします。
出典：大阪大学名誉教授　橋本一成先生のお書きになられた解剖学教室の講義余録から—　解剖学の抜け穴　2009年4月1日　発行　株式会社フリープレス　初版
 
　話題1　女性にもある前立腺
　解剖の教授がお書きになっている本なので、記述は正確であり、学生時代が懐かしく思い出されます。まずは男性の尿道についてのおさらいです。50〜60歳になると多くの男性は排尿障害に悩まされます。特に最近間質性膀胱炎による過活動膀胱症状が一般に認知されるようになり、切迫尿意と排尿後の尿失禁を私自身も経験し（今は軽快しています）、それを基に同年代のクライアントに話を向けると結構多くの人が経験していることに気付きました。男性の尿道は膀胱から内尿道口を出るとすぐに前立腺が関所のごとくに陣取っています。括約筋が弛緩し膀胱が収縮する絶妙の自律神経コントロールが排尿の基本なのですが、関所が立ちはだかると出るものが出なくなってしまいます。ジョロジョロと勢い無く、長時間の壁とのにらめっこを余儀なくされます。加齢の情けなさを感じる瞬間です。女性は良いな〜。過活動膀胱はあるにしてもそして腹圧性尿失禁が多いのはお互い様としても、加齢による尿失禁の様相は少し男女で異なるようです。
　そりゃ先生、男の尿道は長いから！　うん？　分かりきった理由のように思っているかもしれませんが、肝腎の男性尿道の長い部分には排尿をコントロールする能力は殆どありません。さて、先生の御本の内容に移ります。今日はlecherousに参りましょうか。　少なからず興奮を覚える（ただし男性だけだと思いますが）女性の下着のお湿り（discharge）はなんとPSA陽性反応を示すのです。膀胱から尿の出口（外尿道口）までが尿道ですが男性は15〜20cm、女性は3〜4cmです．男性の尿道は三つの部位から構成されており、膀胱出口の内尿道口から約2cmは前立腺の中を貫通していて前立腺部と呼ばれます。その先約1cmは尿生殖隔膜すなわち骨盤腔を外に出る隔膜部で、残りが陰茎内の海面体部となります。女性の場合は尿生殖隔膜を境に2部構成となっており骨盤部（男性の前立腺部に相当）と骨盤外部に分けて呼ばれています。じゃ、女性の尿道の骨盤部を今一度よく調べてみようと学者（スロヴァキアのザヴィアチッチさん）は思いました。学者でない皆様は直感でハハ〜ン何かあるぞ、ここにはきっとと思われたことでしょう。はい、ありました。女性のこの部分を取り出してみると単純な尿道としてはあまりにも太い。そして発生3ヶ月の男性胎児の前立腺の芽（原器）と似た構造が解剖学的に認められ、しかも酸性フォスファターゼ等の酵素活性が証明されるとともに免疫組織学的に前立腺特異抗原（PSA）が証明されたのです。PSAは今や健診でも男性の前立腺腫瘍マーカーとして注目をあびている検査であることは多くの方がご存知でしょう。
　余談として恋に練達の諸兄は尿道のこの部位が膣前壁に相当する位置がいわゆるGスポットであることには前文の途中から既にもどかしく、したり顔でお気づきのことと存じます。この部位の刺激に全ての女性が反応するとは限りませんが、放尿ではない分泌液の排出はクジラもどきの表現ではなくもっと真面目に取り上げられるべきだし、男性は更に理解と真面目な努力そして神の創ったセックスパートナーへの敬意を忘れてはならないでしょう。お互いに歓喜への畏敬を持つべきです。
　話題2　カミサンの熊本では芥子レンコンが有名
　涙を堪えて鼻を抑えながらもついつい手が出る芥子レンコンは熊本の病弱な殿様細川忠利候の滋養強壮の食べ物です。さて皆様！　レンコンの穴はいくつでしょうか？
　歓喜の後に卵子を求めて元気一杯の精子が群がって上流指向の移動を始めますが、これは鞭毛を激しく回転させての涙ぐましいエネルギー消耗合戦なのです。通常たった１つの精子が卵子に受け入れられます。あ〜！我が闘争。エネルギーの供給源はもちろん外側に並ぶミトコンドリアですが鞭毛の中心には真核細胞の繊毛、鞭毛に共通の9＋2構造、すなわち真ん中に位置する1対の中心小管と９本のダブレット微小管が配置されています。我々が痰を咯出できるのも、卵子が卵管内を移動するのも、消化に関しての絨毛にもこの構造が基本型として存在しています。
 
　　 　　　　　　　　　　　
精子の構造出典：　　http://blog.goo.ne.jp/iskw1112/e/a50c09af815a2f7b0a4adacba15f8004　
　
 
　我が家にあったレンコンの写真を供覧します。穴の数を数えてみてください。ちょっといびつではありますが、中央に小さい1対の穴があり周囲を９個の穴が取り巻いています。橋本先生の本によりますと、この９個の穴の配置に特徴があり隣り合っている2個の小さめの穴（写真では下方）を目印にすると対側に中ぐらいの穴が一個（上方に）あり大きい穴が左右に分かれてそれぞれに3個ずつ計９個。穴の大きさはレンコンによって異なるけれどペアの2個の対面に1個と左右鏡面に3個の配列はどれも同じだそうです。ひょっとするとレンコンは夜ゴニョゴニョと泥の中を動いているのかもしれませんね。
動物、植物と案外に自然界には共通のフォームがあるのが興味深いと思います。
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			<content:encoded><![CDATA[<p>　約1ヶ月が過ぎる間に秋が深まりました。22日には本町から御堂筋を少し北に歩きましたが、匂い立つ銀杏が落ちて黄色く色づき始めた葉はまだ確りと枝に残っています。仕事帰りのサラリーマンが急ぐ夕暮れ時でしたが神農祭りが道修町でちょうど執り行われていました。屋台の明かりが妙に暖かい色に眺められ、でも風邪気味の小生は足早に地下鉄の淀屋橋に急ぎました。そう感じさせる冬の気配が直ぐそこまで来ているようです。</p>
<p>　前回お約束した女性前立腺の謎にお答えしなければなりません。私のオリジナルではありませんので、教え子の一人としてお許しを頂き出典を記載して、今日は解剖学の不思議2題をお伝えします。</p>
<p>出典：大阪大学名誉教授　橋本一成先生のお書きになられた解剖学教室の講義余録から—　解剖学の抜け穴　2009年4月1日　発行　株式会社フリープレス　初版</p>
<p> </p>
<p>　話題1　女性にもある前立腺</p>
<p>　解剖の教授がお書きになっている本なので、記述は正確であり、学生時代が懐かしく思い出されます。まずは男性の尿道についてのおさらいです。50〜60歳になると多くの男性は排尿障害に悩まされます。特に最近間質性膀胱炎による過活動膀胱症状が一般に認知されるようになり、切迫尿意と排尿後の尿失禁を私自身も経験し（今は軽快しています）、それを基に同年代のクライアントに話を向けると結構多くの人が経験していることに気付きました。男性の尿道は膀胱から内尿道口を出るとすぐに前立腺が関所のごとくに陣取っています。括約筋が弛緩し膀胱が収縮する絶妙の自律神経コントロールが排尿の基本なのですが、関所が立ちはだかると出るものが出なくなってしまいます。ジョロジョロと勢い無く、長時間の壁とのにらめっこを余儀なくされます。加齢の情けなさを感じる瞬間です。女性は良いな〜。過活動膀胱はあるにしてもそして腹圧性尿失禁が多いのはお互い様としても、加齢による尿失禁の様相は少し男女で異なるようです。</p>
<p>　そりゃ先生、男の尿道は長いから！　うん？　分かりきった理由のように思っているかもしれませんが、肝腎の男性尿道の長い部分には排尿をコントロールする能力は殆どありません。さて、先生の御本の内容に移ります。今日はlecherousに参りましょうか。　少なからず興奮を覚える（ただし男性だけだと思いますが）女性の下着のお湿り（discharge）はなんとPSA陽性反応を示すのです。膀胱から尿の出口（外尿道口）までが尿道ですが男性は15〜20cm、女性は3〜4cmです．男性の尿道は三つの部位から構成されており、膀胱出口の内尿道口から約2cmは前立腺の中を貫通していて前立腺部と呼ばれます。その先約1cmは尿生殖隔膜すなわち骨盤腔を外に出る隔膜部で、残りが陰茎内の海面体部となります。女性の場合は尿生殖隔膜を境に2部構成となっており骨盤部（男性の前立腺部に相当）と骨盤外部に分けて呼ばれています。じゃ、女性の尿道の骨盤部を今一度よく調べてみようと学者（スロヴァキアのザヴィアチッチさん）は思いました。学者でない皆様は直感でハハ〜ン何かあるぞ、ここにはきっとと思われたことでしょう。はい、ありました。女性のこの部分を取り出してみると単純な尿道としてはあまりにも太い。そして発生3ヶ月の男性胎児の前立腺の芽（原器）と似た構造が解剖学的に認められ、しかも酸性フォスファターゼ等の酵素活性が証明されるとともに免疫組織学的に前立腺特異抗原（PSA）が証明されたのです。PSAは今や健診でも男性の前立腺腫瘍マーカーとして注目をあびている検査であることは多くの方がご存知でしょう。</p>
<p>　余談として恋に練達の諸兄は尿道のこの部位が膣前壁に相当する位置がいわゆるGスポットであることには前文の途中から既にもどかしく、したり顔でお気づきのことと存じます。この部位の刺激に全ての女性が反応するとは限りませんが、放尿ではない分泌液の排出はクジラもどきの表現ではなくもっと真面目に取り上げられるべきだし、男性は更に理解と真面目な努力そして神の創ったセックスパートナーへの敬意を忘れてはならないでしょう。お互いに歓喜への畏敬を持つべきです。</p>
<p>　話題2　カミサンの熊本では芥子レンコンが有名</p>
<p align="left">　涙を堪えて鼻を抑えながらもついつい手が出る芥子レンコンは熊本の病弱な殿様細川忠利候の滋養強壮の食べ物です。さて皆様！　レンコンの穴はいくつでしょうか？</p>
<p align="left">　歓喜の後に卵子を求めて元気一杯の精子が群がって上流指向の移動を始めますが、これは鞭毛を激しく回転させての涙ぐましいエネルギー消耗合戦なのです。通常たった１つの精子が卵子に受け入れられます。あ〜！我が闘争。エネルギーの供給源はもちろん外側に並ぶミトコンドリアですが鞭毛の中心には真核細胞の繊毛、鞭毛に共通の9＋2構造、すなわち真ん中に位置する1対の中心小管と９本のダブレット微小管が配置されています。我々が痰を咯出できるのも、卵子が卵管内を移動するのも、消化に関しての絨毛にもこの構造が基本型として存在しています。</p>
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<p align="left">　　 　　　　　　　　　　　<img class="aligncenter size-full wp-image-445" title="№２４　画像" src="http://59.106.154.85/kouseikai/wp-content/uploads/2011/11/dfc59dd5418f145d910169fb23fdd1e6.JPG" alt="№２４　画像" width="272" height="114" /></p>
<p align="left">精子の構造出典：　　<a href="http://blog.goo.ne.jp/iskw1112/e/a50c09af815a2f7b0a4adacba15f8004">http://blog.goo.ne.jp/iskw1112/e/a50c09af815a2f7b0a4adacba15f8004</a>　</p>
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<p align="left">　我が家にあったレンコンの写真を供覧します。穴の数を数えてみてください。ちょっといびつではありますが、中央に小さい1対の穴があり周囲を９個の穴が取り巻いています。橋本先生の本によりますと、この９個の穴の配置に特徴があり隣り合っている2個の小さめの穴（写真では下方）を目印にすると対側に中ぐらいの穴が一個（上方に）あり大きい穴が左右に分かれてそれぞれに3個ずつ計９個。穴の大きさはレンコンによって異なるけれどペアの2個の対面に1個と左右鏡面に3個の配列はどれも同じだそうです。ひょっとするとレンコンは夜ゴニョゴニョと泥の中を動いているのかもしれませんね。</p>
<p align="left">動物、植物と案外に自然界には共通のフォームがあるのが興味深いと思います。</p>
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